今ニューヨークにあるメトロポリタン美術館では、「Men in Skirt」という、スカートを着た男性の特別展示が行われています。何でも、デザイナーや実際にはいている人のインタビュー、そしてスカートが男性に愛されていた頃の歴史を振り返るのだとか。

そして、美術館の外でも、スカートを着た約100人の男性が集結。周囲に変な目で見られながらも、男性がスカートをはく「権利」を主張すべく、NYの街を数ブロック行進しました。
彼らは特にホモセクシャルでも何でもなく、ただ単にスカートをファッションの一環としてはきたい人達なのだとか。以前真木さんが書いてらした「メトロセクシャル」な人たちなのでしょうか？

確かに、スカートは女性の服というのが一般的な認識だと思います。しかし記事中にも書いてある通り、フランス革命以前のヨーロッパでは男性が頻繁にスカートをはいていたというのは、数多く残る絵画からも伺い知れます。そして、スコットランドの男性は今でもスカートをはきますしね。

私の友人でもスカートを普段はいているスコットランド人男性がいます。可愛い緑のチェックのスカートなんですが、不思議と違和感が無いんですね。（笑）　ああ、似合ってるなぁと思いました。顔は結構いかつい方なのですが。結構男性スカートもいけるのではないかと。
彼曰く、スコットランドではスカートは男性の服だそうです。

女性は男性の服もよく着ます。私も買ってきたばかりの服をよく妹に取り上げられた苦い思い出があります。しかし、その反対は極端に少ないですよね。最近良く見る首周りがダボダボしているカットソー等、女性の服で着てみたいなぁ、というのは結構あるのですが…。スカートとズボンの問題もそうで、過去に何回か不公平だな、女の人は色々なバリエーションがあって良いな、と思った事もしばしば。

私自身はスカートをはく事には抵抗があるのですが。（足が落ち着かないだろうし、私のいる町ではこうものなら大きいお兄さんに本気で追い回されかねません。）別に男性が着ても良いのにな、何で今まで無かったんだろうかと、ふと思いました。

日本でも男性スカートを広めようとしている方たちがおらっしゃるようで、ウェブページをいくつか発見しました。どうやら、日本では「メンズスカート」と呼ぶらしいですよ。メンズスカートの会さんによると、男性がスカートをはくようになれば経済向上、環境保全、そして異性間理解にも繋がる可能性があるそうです。むむむ、奥深い。

最近服のバリエーションに飽きを感じている貴方、スカートをローテーションに入れることを考えてみるのも良いかもしれません。彼女にスカートを選んでもらったりとか…ほら、新しいデートのパターンが見えてきませんか？

さて、今日のコメントはNYで行進に参加した、27歳のクリス・テイラーさんからご最もな意見。「何で人間の男はスタイルや色にこだわっちゃいけないんだい？鳥だって、美しいのはいつも雌ではなく雄の方だろ？」-"The male bird is always the pretty one, not the female," another participant, 27-year-old Chris Taylor, told the Times. "Why can't the male human being dress with style and colour?"