「僕は普通の人間」ダイエーの王貞治監督インタビュー。

2004/02/09 04:57 Written by コ○助

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コ○助は王監督の現役時代の姿は全く知らない世代に生まれたので、本当の意味での王監督のすごさを知らないなり。通算868本塁打放ったことも、長嶋茂雄氏と常に比較対照されていたことも、国民栄誉賞を受賞したことも、みんな後付けの情報で聞いたことがあるだけ。なので、リアルタイムに見てきた人の王監督評と、コ○助の王監督評にはもの凄いギャップが存在しているかもしれないなりね。

コ○助の中の王監督の記憶は、1984年に就任した巨人の監督時代からスタートするなり。就任から5年間で日本一に一度もなれず、リーグ優勝も一度しかできなかったことを理由に1988年に解任されるわけなりが、その際に残した「巨人をクビになったのは、私の人生の最大の屈辱」という言葉は、当時小学生のコ○助にとっても、とても印象深い言葉だったなりね。「国民的スター」であり、「世界の王」と呼ばれた王監督が、本当にクビに近い状態で解任されたことはショックだったし、その後ダイエーの監督に就任したことはもっとショックだったなりよ。巨人のスター選手は、未来永劫巨人のユニフォームしか着ないという不文律のようなものがあると思い込んでいたからなりが、実際王監督もダイエーのユニフォームに袖を通すことには葛藤があったみたいなりね。他球団のユニフォームを着るということは、すなわち巨人との決別を意味するもの。巨人のスター選手として育ってきた王監督が、悩み、苦しんだことは想像に難くないなり。ただ、結局はダイエーの中内功オーナーと故・根本陸夫氏によって、熱く口説き落とされ、1995年にダイエーの監督に就任。今では誰もが認める名将であり、パ・リーグを、そして球界を代表する名将となったわけなり。

ダイエーの監督に就任してから、今季で10年目。最近のプロ野球界において、ここまでの長期政権を築いている監督はいないので、ダイエーのイメージしか無い人も多いかもしれないなり。毎年シーズンオフになるたびに勇退説が流れるなりが、噂では今シーズンが本当に最後になるとか、ならないとか。ダイエーの監督退任後に巨人に戻る可能性もあるなりが、アンチ巨人ファンとしては、せっかくここまで築き上げてきた「ダイエー・王」というイメージを大事にして、現在の王監督像を守っていって欲しいものなり。

「ユニホーム着ているときと落差は大きいと思いますよ。私生活はすごく飽きっぽい」
「普通の人なんですよ、もともと。案外、気楽に生きている」
「もともと行儀がいいイメージができちゃったから。本当は行儀はよくないけど。ちょっと窮屈ではあった」
「特に若いときは(マスコミに対し)うるさいなと思うときもあった」

なんでも王監督、現役時代は長嶋氏と常に比較されていたなりが、奔放度でいえばかなり良い勝負だったのだとか。長嶋氏は見たまんま常識破り、型破りなイメージがあるなりが、王監督って全然そんなイメージ無いなりよね。かなり意外な話なり。

この日刊スポーツのインタビュー記事では、戦争映画が好きな話や、娘たちの話、今の若い選手たちの話など、プライベートな話から野球の話まで、しっかりと語られているなりよ。王監督の「堅そう」で「真面目そう」なイメージがちょっと変わる、素敵なインタビュー記事なので、お時間あればぜひ。

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