18歳の「怪物」平山相太選手がU-23代表初ゴール。

2004/02/09 01:16 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


フィジカル面でも、戦術面でもアジア屈指の強豪・イランがU-23代表デビュー戦の相手となった平山選手。190センチという恵まれた身体と、全身を使ったボール扱いの上手さに定評ある平山選手なりが、本来の世代はU-19代表。すでにワールドユース選手権でひとつ上の世代への飛び級を経験済みとはいえ、U-23代表は「2階級」上ということで、どれくらいの動きを見せることができるのか注目を集めていたなりね。

見せ場は前半早々、19分にやってきたなり。MF山瀬功治選手(浦和レッズ)から出されたパスを受けたFW田中達也選手(浦和レッズ)が左サイドをドリブルで突破。ゴール前に絶妙なセンタリングをあげ、これを平山選手があっさりとヘディングでゴールを決めたなりね。田中選手の突破→センタリングもかなり素晴らしかったなりが、ドンピシャの場所に位置取っていた平山選手のポジショニングも実に素晴らしい。そしていとも簡単にゴールを決めてしまう(実際には違うのかもしれないなりが、それくらい余裕に見えたなり)あたり、フル代表で何度シュートしてもゴールの枠に入らないFWの面々とはひと味違うものを感じたなり。まあフル代表レベルになるとまた勝手が違うのかもしれないので、一概にはそう言い切れないとは思うなりが、平山選手が代表クラスになっても周囲を唸らせるに十分な実力の持ち主だということだけは、この試合の活躍でハッキリとしたなりね。

平山選手は試合終了直前にも見せ場を作るなど、この試合はほぼ満点デビューに近いかたちだったのではないかと。テレビの中継でもポジショニングの良さ、競ったときの強さなど、絶賛の嵐だったなりね。それでも平山選手自身はどん欲で、試合後のインタビューでは「最後に決められなくて悔しい。決めてこそストライカーだから、決められるようにしたいです」と、なんとも頼もしいコメントを残しているなり。

オリンピック最終予選の「最終兵器」に指名された18歳。最終予選で当たる、日本が苦手な中東勢の仮想国として指名されたイラン戦で活躍したことで、最終メンバー入りもほぼ当確ランプがともったと考えて良さそう。4月からは筑波大学に入学する平山選手なりが、大学生のうちにフル代表まで駆け上ることも夢ではなくなってきた……と気が早いなりが、それくらい将来が楽しみになってきたなり。でもまずはオリンピック最終予選。そしてオリンピック。この世界的な舞台で見事なプレーを披露して欲しいものなり。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.