goo、日本語自然文検索実験を開始。

2004/02/06 00:13 Written by コ○助

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Googleが覇権を握っている現在の検索エンジン業界なりが、他の企業がこの現状を良しとしているわけではないし、ユーザーとしても、現状がベストだとは思っていないなりよね。正直なところ、他に選択肢が無いというのが現状だと思うなり。

gooは以前から「3Dウェブ検索」など、新しい検索のスタイルを「gooラボ」と称して、実験の段階から一般のユーザーに公開しているなりね。これは他のポータルサイトにはない面白い動きなので、コ○助もちょいと注目しているなりが、今回実験がスタートしたのは「日本語自然文検索」。gooによれば、「日本語自然文検索」とは、下記のようなものだというなり。

「日本語で質問文を入力すると回答を探し出してくれる新しい検索方式です。『日本の首相は誰ですか?』といった質問文を解析し、その回答候補をリストアップします。自然な話し言葉で話し掛けるような、今までにない感覚の検索です。」

わからないことを探すために使うのが検索エンジン。多くの人はそういう使い方をしているはずなので、これは面白いのではないかと。これまでも自然文検索はソフトウェアのヘルプ項目などに採用されている例はあるなりが、インターネットでは「インターネットタウンページ」などで採用されている程度で、大規模な検索ポータルで採用されるのは初めてなのではないかと。まあ「インターネットタウンページ」と同じNTT系のgooなので、これまでの技術の蓄積が活かされているわけなりね。

では簡単に検索をしてみることにするなり。サンプルとして「gooのURLは?」というのがあるので、「Narinari.comのURLは?」で検索してみると。あら、全然ダメな模様(笑)。こりゃ普通にGoogleで「Narinari.com」と入力した方が速そうなり。まあこれは、Googleで代用できるので、もっと自然文検索らしいものを検索してみることに。

同じくサンプルに「第二十代横綱は誰ですか?」というのがあるので、とりあえずそれで検索をかけてみると。回答候補が5つ現れるなり。

1 梅ヶ谷藤太郎にちがいない
2 常陸山谷右衛門かな?
3 常陸山谷かな?
4 二代目梅ヶ谷藤太郎かもしれない
5 藤太郎かもしれない

これに加えて「自信度」というグラフが表示され、1位のものは「自信度」が100%を表示しているなり。ほほぅ。それでは「梅ヶ谷藤太郎」に貼ってあるリンクをクリックしてみると。あれれ、あんまり有用なサイトにはリンクされていない感じ。確かに第二十代横綱に違いないなりが、サイトを探すというよりは、あくまでも質問に対する回答を見つけるための検索といった感じなりね。これはこれで新しいかも。

ほかにいろいろと検索してみたなりが、「WWEのビンス・マクマホンの娘は?」という、ちょっと意地悪な質問の場合でも、

1 マクマホンだよね?
2 ビンスかな?
3 ステファニーかな?
4 ビンス・マクマホンかもしれない
5 ステファニー・マクマホンじゃないよね?

と、大外しはしていない感じ(正解は3)。「ピーコの兄弟は?」と検索してみると。

1 ピーコだよね?
2 シーズーじゃないよね?
3 ピーコ.ピーコじゃないよね?
4 カベじゃないよね?
5 オカマじゃないよね?

と、当たってはいないなりが、最後の「オカマじゃないよね?」が笑えたので良しとするなり(笑)。

検索してみた感じでは、まだまだ実用レベルには遠い感じ。コンセプトは面白いなりが、ヒットしない質問が多すぎるなりね。ここら辺は非常に難しいところだとは思うなりが。また、回答の精度もそれほど高くなく、結果を鵜呑みすることもできなそう。結局Googleで検索しなおさないと、正しい回答が得られなそうな現状は、まだまだ理想にほど遠いといった印象を受けたなり。

でも、これが完璧なかたちで機能しはじめたら面白そうなのは確かなので、皆さんもぜひ一度触ってみてくださいなり。悪くはなさそうなりよ。ほんと。

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