映画「キル・ビル2」の予告編配信開始。

2004/02/05 17:24 Written by コ○助

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※多少ネタバレ的なところがあるかもしれないので、「キル・ビル」を観ていない人は読まない方が無難かも。

昨年末、いろいろな意味で衝撃を与えてくれた「キル・ビル」。大規模なプロモーションのおかげで、従来のファンのみならず、一般の人までクエンティン・タランティーノワールドを目の当たりにすることになったわけなりが、皆さん、どんな感想を持ったなりか? 聞く人、聞く人、かなり意見が割れているような印象があるなりよ。「殺戮シーンが残酷すぎて見てられなかった」「悪趣味」「日本をバカにしてる」といった否定的な意見から、「ぶっ飛んでて良い」「タランティーノのやりたいことをやってる感が良い」「おバカ映画だけど好き」といった肯定的な意見までさまざま。

コ○助も実際観たなりが、正直腕が切り落とされたり、頭がゴロンと落ちたりするシーンは好きにはなれなかったなりが、タランティーノ監督が残酷なのは以前からのことだし、そこは大してマイナスポイントにはならなかったなりね。気になったのは、ストーリー自体。子どもを殺された殺し屋が、かつての殺し屋仲間を殺しに行く。なんだか、ひねりも無くストレートで、かつて「レザボア・ドッグス」を観たときに思わず発した「タランィーノ切れてるなぁ」という唸りが出てこなかったなり。

もちろん、違う意味で面白いなりよ。ルーシー・リューが日本語で話していたのに、突然「ココカラハ エイゴ デ ハナシマス」とか言うところとか、ゴーゴー夕張の存在自体とか。あと、布袋寅泰の楽曲もカッチョ良かった!映像にメチャクチャ合っていて、改めて布袋寅泰のすごさを感じたなりね。でも、部分部分には面白さもあったなりが、全体的にはやっぱりストーリー自体の弱さから「うむむ」という感じだったなり。

そうは言っても、日本ではゴールデンウィークに公開される「キル・ビル2」を観ないわけにはいかないなりね。だって、もともとひとつの作品を、上映時間が長すぎるという理由で二つに分けただけだから。もしかしたら、「キル・ビル」の消化不良な感じは、分割されてしまったがゆえに生じた不満かもしれないなりからね。「キル・ビル2」を観ることによって、「なんだ、やっぱりタランティーのすごいわ」という感想に至ることだって、当然有り得るわけなり。なので「キル・ビル2」の公開、かなり楽しみにしているなりよ。音楽とか、映像とか、細部はタランティーノ節が発揮されていて素敵なので、ストーリーがどう完結するのか。それが評価のポイントになりそうなり。

ちなみに、Yahoo!ムービーのユーザーレビューの評価は3.1点(2月5日現在)。結構辛口の点数といって良いと思うなり。果たして「キル・ビル2」で評価はアップするのか。予告編を観ながら、どんなものか想像してみてくださいなり。

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