自分の子供は Ver.2.0。

2004/02/04 13:40 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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欧米では男の子の名前を命名するのに、親の名前をそのままつけて、男性の場合最後に「Jr.(ジュニア)」とか「3rd.(三世)」と付けるのが結構一般的だったりするんですが。

ミシガン州の工学オタクのお父さん、自分の息子になんとソフトウェアのバージョンみたいに「2.0」を最後に付けたとか…。なんて命名方法だいっ。

しかし、アメリカって人の名前に数字を使っても良いんですねー。今日はじめて知りましたよ。

ちなみに、日本では不可能です。戸籍法第50条と、戸籍法施行規則第60条にて、日本人の名前に使える漢字がきっちり決められており、さらにその他ひらがな、カタカナのみが使用可能なので、数字やアルファベット文字は使えないのでした。

この他、日本の戸籍法では『親とまったく同じ漢字からなる名前を付けてはならない』って決まりもあるそうです。だから「Jr.」とかがおらんのか…。

ちなみに、日本では赤ちゃんが生まれてから出生届を出すまで(2週間以内でしたっけ?)に名前を考えればいいのですが、アメリカでは生まれた瞬間に病院で出生証明書が作成され、そこに親の名前と子供の名前をキッチリ記入させられます。なので生まれる前にちゃんと名前を考えておかなきゃならないワケで。

ちなみに我が家の二人の娘ですが。どちらもファーストネームが日本語、ミドルネームが英語。長女のミドルネームを父方のおばあちゃんからもらったので、次女も名前を考える際にダンナが

「今度は君のお母さんの名前を付けないと不公平だろう?」

と言い出して。いや、別に日本では家族の名前をそのまま子供に引き継がせる習慣は無いしと言ってみたものの、見事押し切られまして。しかも日本語の名前をファーストネームにしなきゃいけないしで。

結局私の母親と、私の娘。同じ名前になっちゃったんですよー。これを言うと結構ビックリされますね。まあ、一番驚いたのは私の母でしょうが。最初は変な気分でしたよ、私も。でも今は自分の母親の名前を叫びつつ、娘を叱る毎日になんの違和感ももっていませんがね(笑)。

ちなみに、漢字こそ違うものの、父方の叔母も、姉の嫁いだ先のお母様も、みーんな同じ名前だったことが最近判明。

同じ名前が親戚中に沢山…。はあ、まどろっこし。

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