シュワちゃん、州内4大の学費大幅値上げへ。

2004/02/02 08:27 Written by

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高え、高いっすよ奥さん!! カリフォルニアに留学している友達から、そんな悲鳴が聞こえてきそうなニュースが。 シュワちゃんがカリフォルニア州の州知事になって数ヶ月。数ある変革政策の中で、彼が今回打ち出したのは、「州立4大学の学費大幅値上げ。」 ターミネーターの本領発揮といったところでしょうか。かなり、かなーり痛いです。(私には関係ないですがね。)

ご存知の通り、カリフォルニアの大学はレベルの高さ、スポーツの盛んさ、そして何よりカリフォルニアという土地柄が助けてか、国内の学生にも留学生にも大人気。しかし最近では、生徒の数が増えすぎて、なかなか生徒数に十分見あうだけの授業数を提供できなくなる等の問題が起きていました。私の友達にも、卒業に必要なクラスがいつも満員で取れない、と嘆いている人がちらほら。

そこで。まずこれまで以上に州立大学への新入学生の数を制限し、授業料を上げる事に。学校のクオリティを上げようというのがシュワちゃんの狙いみたいですね。通常授業料は年間6%程しか上がらないのですが、なんと10%〜40%の割合で値上げすると発表。学生はたまったもんじゃありません。かなり切実です。

University of California。UCLAやUCバークレーが有名ですが、今まで留学生は年間約250万払っていました。これが11%の値上げで今年の秋から年間280万円ほどに。カリフォルニア州立大学の留学生費用は年間100万円程から、こちらもやはり130万円程に値上がりします。今回一番値上げ率が激しかったのは、カリフォルニア州立大学に通う州内住民の院生で、 なんと年間25万円から35万円に。そして、これからも毎年学費は上がり続けます。これに生活費を足したら・・・とても私には払いきれる金額ではありません(涙)。ちなみに、私は生活費+学費で年間200万円程。それでも高いですけどね。

そして、入学者制限というコメントから、まだ確かではないですが、UC系などへの入学はよりいっそう難しくなるのでは、と予想されます。カリフォルニアに留学を考えている方、今のうちからアルバイト代を貯金し、勉強に励んだほうが良いかもしれません・・・。

今日の記事で、「州内学生と留学生、随分値段に開きがあるな?と思った方もいらっしゃるかと思います。アメリカの大学には、Out of State Feeというのがありまして、州外からきた学生には特別な課金があるのです。

私のいる大学を例にとると、州内生は年間約30万。州外生は約150万円。先ほど話しましたUCの州内生ですと、改定後の値段で年間60万程。しかも州内生には(私の通っている大学の場合)奨学金が多数用意されています。この奨学金、比較的条件が甘く、また返金しなくてよいので、平均以上の成績であればお金を「貰って」学校に通えます。場合によってはお小遣いをもらえる場合も。うぅ・・・うらやましい。

対照的に留学生には奨学金の数も金額も少なく、また競争率も激しいのが現状。まあ数が少ないのは住民税などを払っていないので、文句は言えませんが。なので私の様な貧乏学生は長期休みの度に日本に出稼ぎに行くのです・・・。なので、留学生に円安の話は禁句なのです。1ドル75円の時代が懐かしい・・・。

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