ボローニャに移籍以降、嘘のように元気になった中田選手。パルマ在籍時は、監督の戦略と折り合いが上手くつかず、試合に出ることも少なかった上、良いニュースが余り聞けなくて、間違いなく日本の、いや世界のトッププレイヤーの一人である彼がこのまましぼんでいってしまうのではないかと心配していたので、今回の移籍は成功だと、私は思うんですね。

今回の古巣・パルマとの対戦も、中田の熱望するトップ下で出場、ノーゴールの引き分けという結果に終わったものの、下位リーグへの転落が危ぶまれているチームと上位チームの対戦、という観点から見たら十分満足の行く結果。勝点１がもらえた上、中田が移籍してからというものチームは4試合無敗ですしね。

私はパルマの中でもトップ下で十分やっていけると思っているのですが、やはり一度監督との確執が出来てしまうと実力のある選手でも出場機会に恵まれなくなってしまうことは確か。中田のアピール方も嫌いみたいでしたし、元々馬が合わなかったんでしょうね。早く移籍して、と願い続けていたわけですが、ようやくその願いも叶って以前のように活躍し始めてくれています。とても嬉しいですね。

しかし、監督も中田選手を上手く使うなぁと関心。ペルージャ時代の付き合いもあってか、恐らく中田の心理も上手く掴んでいるんだろうな、と思います。

この試合中、今何かと話題のイングランドプレミアリーグ・チェルシーのスカウト達が極秘観戦していたのだとか。中田の代理人は接触を否定していましたし、俊介の時の様に偵察で終わってしまう可能性もありますが、でもそれでもやっぱり見たいプレミアの中田を。

チェルシーを本気にさせるには、とりあえずボローニャで活躍して、イタリアで再び話題になる事が必要だけど、その実力は十分。べルマーレ無名時代から応援していた私としては、是非とも世界とトップの中のトップで活躍してもらいたいものです。ああ、前園とラ王のCMをしていた頃が懐かしい・・。

海外所属サッカー選手は、最近小野の怪我といい何かと明るい話題から遠ざかっていましたが、これを気に中田、気張ってもらいたいと、切に願うです。