火星に水の存在自信有り-欧研究者。

2004/01/24 18:56 Written by

このエントリーをはてなブックマークに追加


昨今は火星の話題がとってもアツイんですが、この度ヨーロッパの研究者達が「火星に水が存在した」もしくは
「する」とかなり確信に近い声明を発表したです。

先月イギリスから打ち上げられた火星探査機「Mars Express」はその後火星の軌道に入り、探査を続けていたのですが、今回火星上空に水蒸気を発見した他、南極にて固体の酸化炭素に覆われた氷を探知した様子。これが今までにない「直接的な」水の存在の証拠となり、科学者たちは「火星は以前地球のように水に覆われていた」という仮説にかなりの自信を持ったみたいですね。なんでも、これ以上強い証拠は、直接火星の土壌を調べる事位しか無いってほど今までに無い快挙だそうです。

水の存在については、2001年にアメリカの探査機オデッセイが火星上に水素を発見して水の存在が有力視されいた経過がありますが、何でも水素は水以外からのものでも抽出できる為、水の存在は確信にまでは至りませんでした。

ですから、今回の発見は、アメリカとの探査競争で出遅れていた感があったヨーロッパが、一気にアメリカの「一歩先」を行った形になり、それが余計に研究者たちに喜びをもたらしている様子。一方、アメリカ側は「そんなん我々は以前から知っていた」とこちらも口では負けていません。

これにより、火星上に生命が存在した可能性もぐぐっと強まった事になり、これまで以上に火星探査が盛んになる事が予想されます。火星に生物がいたとしたら・・想像するだけでワクワクしてきますが、どんな形をしてるんですかね。某アルバイト情報雑誌の数年前のイメージキャラクターの様なら面白くなるのですが。

さて、この火星探査をお茶の間のアツイ話題にした張本人、アメリカが1月上旬に打ち上げたスピリットですが、どうもNASAとの通信状況が悪く、操作が上手くいかない様子。(ちなみにこの通信システム、JAVAで作られてるんですって。)

今週末にはアメリカから探査機第二弾、オポチュニティの打ち上げが予定されています。こういった各国間の「探査競争」によって、火星に存在した生物の復元図が見れるのもそう遠い未来のことではなさそう。もしかしたら火星の生物を地球にご招待、なんて事も・・・。





TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.