厚労省のHPにトリインフルエンザQ&Aを掲載。

2004/01/14 03:53 Written by コジマ

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コワイですねー、トリインフルエンザ。日本での報告は約80年ぶりだそうで、海外では1997年の香港で大量にニワトリが処分されていたのが記憶に新しい。ヒトへの感染もありうるうえに、現在のワクチンが無効なこのトリインフルエンザについて、厚生労働省のホームページでQ&Aを掲載しているのだ。

トリ→ヒトはありうるけど、ヒト→ヒトの感染の可能性は低いらしく、爆発的な伝播はなさそう。まあ、でもウイルスっつーのは絶えず変化していくものだから油断は禁物ですぞ。

ワクチンは無効だけど、もし感染してしまったら現在の抗インフルエンザウイルス薬(A型用)が「効果があるといわれている」そう。「効くかも」ってことです。コエー。

ニワトリやウズラなんかに直で接しない限り、感染の可能性は低いそうで、「通常の生活の中で、現段階ではトリ型インフルエンザウイルスに関する特別な予防を行う必要はありません」とのこと。養鶏関係の方、そしてニワトリなどを飼っている方は十分ご注意を。

鳥類を食べて感染した例はないそうで、そのうえ加熱すれば問題ないとしています。それでもなんだか怖いですよね。焼き鳥屋さんは大打撃必至なのだ。

それにしても、このトリインフルエンザウイルスだけでなく、BSAや炭疽菌、天然痘ウイルス、HIV、各肝炎ウイルス、結核菌、米国じゃあウェストナイルウイルスなんてのが流行ってるそうで、人間とウイルス等との闘いはまだまだ続きそう。これを生物界を支配していると勘違いし、慢心している人間への戒めとして、真摯に受け取ろうと思うのだ。

厚労省・感染症情報センター「鳥インフルエンザQ&A」はこちら

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