吉野家、米国産牛のBSE影響で牛丼の提供中止も。

2003/12/30 15:56 Written by コ○助

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日本では政府の米国産牛の輸入禁止措置に伴って、各方面に大きな影響を与えているBSE問題。当の米国では意外と冷静な反応のようなりが、日本ではジワジワとダメージが広がりつつあるように思うなり。米国産牛に依存している外食チェーンなんて、ほんとたくさんあるなりからね。スパッと米国産牛が日本に入ってこないとなると、存続すら難しくなる外食企業もあるのではないかと。その中でも、大手チェーンで基本的に牛丼しかメニューの無かった吉野家が今後どうなっていくのか、ファンも多い吉野家なので気にしている人も多いかもしれないなり。

吉野家は使用する牛肉の99%が米国産牛という、超米国依存企業。輸入禁止措置に伴って豪州産の牛肉に切り替えようとも考えたようなりが、どうも味が変わってしまうということで、これを断念。当面の在庫は2月中旬まで持つようなりが、少しでも在庫が切れるのを先延ばしするために新メニューを投入することを決定したなり。
投入される新メニューは、「カレー丼」「いくら鮭丼」「焼鶏丼」など、牛肉を使用しないメニュー。一部店舗ですでに販売されていた「親子丼」も順次投入されていくようなり。

これまで基本的に牛丼しか提供して来なかった吉野家なりが、吉野家D&Cの安部修仁社長は以前日経流通新聞のインタビューで「僕らは客数主義ですから、(他品目を扱う)松屋さんのようなモデルが有効、ということになればちゅうちょしない」と語っており、決して他のメニューを投入することを頑なに否定していたわけでは無いなりね。不可抗力な要因とはいえ、他のメニューを拡張することになった吉野家。災い転じて何とやら、ということになるかもしれないなり。そうなると、松屋にとっては嫌な展開になってきたなりねぇ。吉野家との差は非牛丼メニューということだっただけに、吉野家が今回のBSEを契機に恒久的にメニューを拡張していったりしたら、松屋はピンチなのではないかと。

ちなみに、2月頃までは新メニューと牛丼を並行して販売するなりが、政府の輸入禁止措置が2月になっても解かれない場合には、牛丼の提供を中止せざるを得ないようなり。味にこだわって豪州産を拒否するという、この姿勢。看板メニューは味を落としてまで売らないというこだわり。なかなかすごいものがあるなり。

業績は悪化してしまうとは思うなりが、この状況を吉野家には切り抜けて欲しいなりね。吉野家に支えられている人も多いと思うので、こういうときこそ皆で「カレー丼」「いくら鮭丼」「焼鶏丼」を食べまくるのがよろしいかと。ほんとには頑張って欲しいものなり。


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