「サダム・フセインには極刑を…」 ブッシュ大統領インタビュー。

2003/12/17 10:57 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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米ABCで今夜、ダイアン・ソイヤー(米TV界の著名なジャーナリスト)さんがブッシュ大統領にインタビューした番組が放映されています。

今回のインタビューは前から企画されていたようですが、実際に二人が会った時はサダム・フセインが捕まえられた直後。おのずと質問の中心はこのニュースについて言及しています。

放送前に公開された内容では、ブッシュ氏はフセインは極刑が妥当だと言うことでしたが、彼の言葉そのままで言えば

Ultimate Penalty

と言う表現を使っていますね。

その他の発言の抜粋はと言うと:

ソイヤー(以下「ソ」):「フセインに個人的に会ってみたいですか?」
ブッシュ大統領(以下「ブ」):「会いたくない。もう彼の顔は十分すぎるほど見てきた」

ソ:「フセインの娘が父をサポートしてゆくと言う発言については?」
ブ:「娘が実の父親を気遣うのは理解できる」

ソ:「フセインは大量虐殺兵器は所持していないと言っているそうですが?」
ブ:「彼はここ数年ずっとそれを言い続けていたから、いまさら驚いたことではない」

この辺までは落ち着いて受け答えていた大統領。でもソイヤーさんがしつこく大量虐殺兵器についての質問を続けると、ちょっと言葉が詰まってきます。

ソ;「パウエル氏も、チェイニー副大統領も、そして大統領ご自身も大量虐殺兵器については疑いなく存在すると以前言っていましたが?」
ブ:「同じ質問を何度も聞かれても困る。大切な事はフセインは世界にとって危険な存在だった。彼が失脚してアメリカは前より安全な国になったという事だ」

この他にも、来年の大統領選挙や米経済の建て直しなんかにもインタビューしていましたが、彼の顔が綻んだのが家族についての話題になった時ですな。しかも、飼い犬については

ブ;「自分と釣りに行ってくれるのは、飼い犬のバーニーだけでねぇ…」

と、そこらのオジサンみたいな会話を展開していました。こう言うところはちょっと憎めないブッシュ氏ですな。

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