日経MJが選ぶ「2003年ヒット商品番付」。

2003/12/05 22:33 Written by コ○助

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毎年この時期は一年を振り返る企画を目にすることが多いなりが、ヒット商品番付の類も、いろいろなところから発表される定番企画なりよね。日経MJ(日経流通新聞)にも昨日出ていたので、ご紹介しておくことにするなり。

では、早速どんな番付になっているのかを見てみると。
横綱:デジタルAV機器、「昭和」
大関:六本木ヒルズ、阪神タイガース
関脇:へルシア緑茶、都市型温泉、駅ナカ
小結:「踊る大捜査線THE MOVIE2」、黒い食品
前頭:メガピクセル携帯、着うた、サイクロン掃除機、アミノ酸、ブランド子供服、ブロードバンド、「トリビアの泉」、「バカの壁」、ヌーブラ、「世界に一つだけの花」などなど。

なるほど、と思わせるものから意外と評価が低いと感じるものなど様々なり。

大ブレイクに見えた「トリビアの泉」は、流行語大賞を逃したことからも分かるように、実は一般的にはそれほど盛り上がってないのかも。視聴率は良いし、関連本も売れているし、ネットでの話題性も十分。でも、それらは全て若い年代層だけが作り上げているニッチなムーブメントなのかもしれないなりね、なかなか難しいなり。

この番付で面白かったのは、「昭和」と「黒い食品」というくくり。寸評にはこう書かれているなり。
・「昭和」
→山口百恵のCDセットの発売やアイビーブランド「VAN」の復活など、昭和を代表するモノが大ヒット。昭和30年代の町並みを再現したテーマパーク、商店街も登場。

・「黒い食品」
→黒ゴマや黒酢、モズク、黒米などが健康志向の高まりで人気。「エビス<黒>」「黒豆ココア」もヒット。

確かに今年は「昭和」に関するものが多かったなりね。おニャン子クラブも話題になったし、カバー曲が大流行だったし。マハラジャは復活するし、食玩にも昭和の歌を題材にしたCDが付いたりしたし。横綱になったのも頷けるところなり。

黒い食品はやや強引なくくりだとは思ったなりが、「黒豆ココア」は氷川きよしのCM効果も手伝って、本当に凄い売れ行きらしいじゃないなりか。氷川きよし、というあたりで若い世代ではなく、やや年齢的には上の主婦層を狙った商品なのだと思うなりが、それが見事に的中しているなりね。今は若い人でも愛飲している人は多いようなり。

ちなみにその年のキーワードがあるなりが、昨年からの変化を見てみると。
・コドモ→オトナ
・癒やし→励まし
・実用性→遊び心
・低価格→高機能
と、いった具合。昨年イヤってほど耳にした「癒し系」という言葉も、今年はパタッと聞かなくなったし、低価格ブームが去ったのも実感として感じるところなり。

参考までに、三井住友銀行の子会社、SMBCコンサルティングが発表したヒット商品番付を見てみると。
横綱:星野阪神
大関:六本木ヒルズ
関脇:薄型(液晶・PDP)テレビ、「DIGA」
小結:ジャパネットたかた、「CUBE」
前頭:チワワの「くぅーちゃん」 NOVAうさぎ、小型デジカメvs.メガピクセル携帯、「踊る大捜査線THE MOVIE2」、「世界に一つだけの花」、松井秀喜などなど。

横綱が「『星野』阪神」と、星野を強調しているあたりが、まるで「星野がいなければ話題にもならない阪神」と言われているようで悔しいなりが、まあ横綱だから良しとするなりか。全体的には日経MJとそう大差ないなりが、コ○助的にはSMBCコンサルティングのジャパネットたかたとくぅーちゃんはヒットだったと思うなり。皆さんの中では、どんな商品がヒットだったなりか?

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