「ムーア解雇！」。この一報が流れたのは11月19日のこと。まだ正式発表ではなく、日刊スポーツのスクープだったなりが、それから10日以上新しい情報がほとんど無かったのでどういう結論に達していたのか気が気でなかったなりよ。でも、最終的にはやはり解雇という線で話がまとまったようなりね。

解雇の最も大きな理由は、やはり勝ち星の数。二ケタ勝利を挙げてはいるものの、その勝ち星が前半戦に集中しており、後半戦は投げる試合、投げる試合が負け試合といった具合に、パッとしなかったという点が最たる理由。それに加え、徐々に首脳陣批判が強くなってきていたそうで、その両方を検討した結果、解雇した方が得策との判断に至ったようなり。ファンからしてみれば上辺の部分しか見えていないので、「ムーアのバッティングは最高！」とか「ヒゲとキャラクターが素敵！」なんてお気楽な喜び方をしていたものなりが、裏ではいろいろとあったみたいなりねぇ。まあ阪神は先発ローテーション入りを狙える投手がたくさんいるので、それほど悲観的になっているわけでは無いなりが、個性的なキャラクターが去ることになったのは、単純に寂しいものがあるなり。

しかしながら、日本での実績があるムーア投手を他球団が見過ごすわけがなく。早速日本ハムと横浜が調査に乗り出したようなり。ただ、横浜は阪神からFA宣言した下柳剛投手獲得に動いているため、同じ左腕のムーア投手獲得には動きづらいはず。そうなると、現時点ではムーア投手自体が研究されていないパ・リーグの日本ハムが有力なりかねぇ。個人的には日本ハム好きなので、ぜひとも札幌移転元年の戦力として活躍し、お立ち台で「ニチハムファンハイチバンヤ！」とか言って欲しいなりが。って、北海道じゃ「〜や！」という語尾はおかしいなりか（笑）。まあそれは置いといて。

阪神にとって一番困るのは、セ・リーグの球団に移籍されること。何だかんだ言っても、解雇した選手と戦うのはやりにくいだろうし、何よりも大活躍でもして軽く10勝以上とかされたら単純にシャクなりからね（笑）。このムーア争奪戦に巨人が電撃参戦！なんてことにならないことを祈るばかりなり。