小久保、松井稼……また「顔」が消えたパ・リーグ。

2003/11/18 00:33 Written by コ○助

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FA宣言後、ずっと進路を悩んでいた松井稼頭央内野手。野球日本代表として日の丸を背負ってプレーしたことが、以前からのメジャー志望の気持ちを揺さぶっていたようなりが、最終的にはやはりメジャーへの挑戦を表明したなりね。これにより、国内球団で松井選手獲得に動くと言われていた巨人と日本ハム、それと残留を願っていた西武が獲得競争から脱落。メジャーは8〜9球団が松井選手獲得を検討していると言われているなりが、相思相愛とも言われているドジャースを筆頭に、そう遠くないうちにいくつかの球団に絞り込まれることになりそうなり。

巨人に移籍した小久保裕紀内野手は紛れもなくダイエーの主砲であり、ダイエーの顔だった選手。松井選手は西武の核弾頭であり、西武の顔だった選手。今オフ巨人への移籍の噂が絶えない近鉄のタフィ・ローズ外野手も、近鉄の主砲であり、近鉄の顔と言える選手。一気に「顔」を失うことになるパ・リーグは、かなり深刻な状況と言わざるを得ないなりね。突然、「オリックスの『顔』は?」「ロッテの『顔』は?」と聞かれて、即答できる人はいったいどれくらいいるのやら。なかなか寂しい状況なのは否めない事実なりね。

まだ西武の松坂大輔投手、ダイエーの城島健司捕手、日本ハムの小笠原道大内野手といったスターはいるなりが、これらの選手とて一生パ・リーグに骨を埋めると決まっているわけではなし。FA権を行使したとしても、それを引き留めるだけの魅力が、今のパ・リーグには絶対的に不足してしまっているのは問題なりよね。セ・リーグやメジャーへの選手供給の場として生きていくわけではないだろうし、何とか選手にとっても、ファンにとっても魅力的な打開策を見つけ出して欲しいものなり。

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