マリナーズ、阪神の下柳剛投手獲得に本腰。

2003/11/11 23:33 Written by コ○助

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なんだかかつて無いほど、急に評価が上昇している下柳投手。年俸5000万円程度という安価なことに加え、日米ともに不足気味な左腕投手ということ、また、ケガをしないタフさを持っていること、さらには先発から中継ぎ、抑えに至るまで、どんな仕事でもこなすほどの器用さを持っていること。そんな下柳投手の獲得にマリナーズが動くというなりよ。FA宣言をしたときには、残留を望む阪神と、宣言前から獲得をほのめかしていた横浜の2球団が一騎打ちだと思われていたなりが、予想外にも、メジャーを巻き込んだ争奪戦の様相を呈してきたようなり。しかも、日刊スポーツの記事によれば、下柳投手には「メジャー挑戦意欲がある」とまで書かれているなりね。ほ、本当なりかね……。ひょうひょうとした受け答えから、何か企んでいるような気はしていたなりが、それがメジャー挑戦だとしたら、かなりビックリなり……。

阪神は、二けた勝利を挙げた下柳投手に対して、当然慰留をしているなり。年俸は1億円前後を検討しているようなりが、これも絶対の条件ではなく、今後他球団のオファーを見ながら柔軟に変更していく方針のようなりね。ただ、下柳投手は複数年契約を希望しているようで、これに関しては微妙なようなりよ。下柳投手は現在35歳。タフだし、来年もノラリクラリとした投球を続けてくれそうではあるなりが、全体的に先発投手陣が高齢の阪神は、若返りをはかるタイミングを常に模索している状態。今季先発陣に食い込めなかった先発候補の若手には、藤田太陽(2000年ドラフト1位)、藤川球児(1998年ドラフト1位)、杉山直久投手(2002年自由獲得枠)、江草仁貴投手(2002年自由獲得枠)、久保田智之投手(2002年ドラフト5位)、福原忍投手(1998年ドラフト3位)らがいて、さらに今年のドラフトで即戦力左腕の呼び声高い筒井和也投手が自由獲得枠で入団してくるなりね。そういう意味では、人材は豊富……なはず。なので、もしかしたら、下柳投手にしろ、同じくFA宣言をしている伊良部秀輝投手にしろ、あまり必死に慰留はしないかもしれないなり。まあ2人で今季の20勝以上がゴソッと抜けてしまうのは、不安がないと言えば嘘になるなりが。

マリナーズは本当に獲得オファーを出すのか。そして下柳投手の結論は、移籍か残留か。気になるところなり。

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