12月にボーダフォンが投入することが発表されているテレビ内蔵携帯。発売されるのはNEC製の「V601N」という端末なりが、テレビチューナを内蔵した端末は国内初ということで、他キャリアのユーザーからも注目を集めているなりね。ただ、国内初の端末ということもあって、まだまだ不満の残る作りなのは確か。最も残念なのは、何事にもつきまとうバッテリーの問題なり。「V601N」は連続視聴時間は最大で60分と、かなり短いものになっているなりね。実際はテレビのためだけに携帯電話を持ち歩くわけではなく、通話やメールにも使うことを考えると、テレビを連続で見られる時間はもっと短いわけで、そう思うとまだまだ実用的とは言い難いかなぁ、と。

KDDIもドコモも、ともにこの点を問題視しているようで、消費電力が大きく、ユーザーが満足のいく視聴時間を確保できない現在の地上波テレビチューナーを内蔵することには消極的な姿勢のようなり。両キャリアのユーザーの中にはガッカリした人もいるかもしれないなりが、まあ機能的にハンパな端末を投入して、それに何万円も払うよりは、様々な問題点がクリアされた状態でバシッと投入してもらった方がユーザーフレンドリーとも言えるのではないかと。

いずれにしても、すぐに他社が追随する、ということは無いようなので、どうしても携帯電話でテレビ番組が見たいと思う人は、当分はボーダフォンに加入するしか方法が無いようで。