入団する際に、将来的なメジャー移籍を約束していたとも言われている井口選手。かねてから井口選手のメジャー志向は有名で、昨年もメジャー移籍の話題が出ていたなりね。ただ、昨年は右肩と右ひじの手術でシーズン途中にチームを離脱、不完全燃焼だったために、夢のメジャー挑戦は先送りとなっていたなり。また、昨年契約更改時に4000万円という高額なダウン提示を、涙をのんで受け入れたのは2003年オフのメジャー移籍をにらんでのことだとも言われていたなり。

その井口選手が、日本シリーズも終了したということで、再びメジャー移籍を口にし始めたなりね。井口選手はFA権をまだ取得していないので、移籍するならばポスティングシステムを利用したものになるなりが、これをダイエーの高塚猛オーナー代行に直訴。球団側は以前から断固拒否の姿勢ではなく、「時期がくれば快く送り出す」という姿勢のため、初めて行われた交渉の席は和やかに進んだようなりが、1回目の交渉では結論が出ず、次回以降の交渉で球団側からの回答が得られるようなり。

井口選手は今季大爆発。日本シリーズでもその打棒を見せつけてくれたなりが、打率.340、27本塁打、109打点、42盗塁と、プロ入り後7年間で最高の成績を残しているなりね。ダイエーとしても打線の軸が抜けてしまうのは大きな痛手なりが、おおむね球団の姿勢としては送り出す方向のようなので、もしかしたら今オフ、西武の松井稼頭央内野手共々、パ・リーグの顔とも言える選手がメジャー挑戦ということになるかもしれないなりね。動向に注目なり。