日本シリーズ、ダイエー優勝を見ながら。

2003/10/28 00:51 Written by コ○助

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なぜか気分が高揚しなかった日本シリーズ。それが、コ○助が感じた、18年ぶりの阪神の日本シリーズだったなり。

阪神が18年ぶりのリーグ制覇を果たしたのは9月15日のこと。もともとシーズン中盤から周囲の喧噪をよそに「なんか盛り上がらないなぁ」と感じてはいたなりが、優勝を決めた後の阪神の体たらくを見ていたら(優勝決定後の勝敗は6勝6敗)、その気持ちはどんどん大きくなってしまったなりね。数字だけ見れば勝率5割。そんなに悪かったわけでは無いなりが、テレビで見るそのプレーは、なんだか日本シリーズに向かって志気を高めていくといった感じではなく、完全にリーグ優勝で区切りがついてしまった……そんな印象をコ○助は受けてしまったなり。

日本シリーズが始まってみると、福岡ドームでの最初の2試合を連敗。甲子園に戻って3連勝し、再び福岡ドームで連敗し、日本一は実現しなかったわけなりが、数字上は3勝4敗の「死闘」と言えるかもしれないなりが、内容的には完敗だったように思うなりよ。甲子園での3連勝とて、負けていた試合を拾ったような、コ○助にはそんな展開に見えたなり。

ダイエーは強かった。それは間違いないと思うなりよ。長期的な展望を持って補強を進めてきたドラフト戦略。九州出身の選手を中心に毎年の注目選手をかっさらっていただけあって、投手では和田、杉内、新垣、野手では井口、城島といった素晴らしい選手が軸となっていたなりよね。翻ってみて阪神はというと、そこまでの長期計画で、明確な方向性を持ったドラフト戦略をとってこなかったように思うし、そういう意味ではダイエーと戦力差があったことは素直に認めざるを得ないかな、と思うなり。いやほんと、じっくりこのシリーズで各選手を見たなりが、素晴らしいなりねぇ。

このシリーズの敗因は何なのかなぁ、とずっと考えていたなりが、ひとつはもともとドーム球場が苦手だった、ということがあるのではないかと。今シーズンのドーム球場での成績を振り返ってみると。
・ナゴヤドーム 4勝8敗
・東京ドーム 7勝6敗1分
・大阪ドーム 3勝5敗
・札幌ドーム 2勝
甲子園球場で46勝15敗と圧倒的な勝率を残していた今季の阪神だったなりが、甲子園以外、とりわけドーム球場での成績が芳しくなかったなりね。今季はシーズン中に福岡ドームでの試合は組まれていなかったなりが、過去にヤクルト戦などを行っていたときに勝っていたイメージがない(イメージなだけで実際には勝っていたかもしれないなりが)だけに、完全にドーム球場が苦手なチームと言えるかもしれないなり。やっぱり天然の芝と土のグラウンドに慣れてしまっている阪神の選手には不利に働くなりかねぇ。

あとは、やっぱりシリーズ前に緊張の糸が切れてしまっていたのではないかなぁ、と。もはやこれは推測の域、というよりコ○助の想像でしかないなりが(笑)。それにとどめを刺したのがシリーズ前に発覚してしまった星野監督の辞任報道。選手のモチベーションが落ちてしまっていてもおかしくはなかったなりか。

ま、何やかんやと考えても日本シリーズは終わってしまったわけで。星野監督は勇退することになったなりが、今シーズンは良くも悪くも選手よりも監督が目立った年。最後の最後まで星野監督中心に語られたシーズンだったなりね。来シーズンは岡田監督体制に移行するなりが、今シーズンよりも、もっと選手にフォーカスが当てられるような、もっと最後の最後まで緊張感を持ってプレーが続くような、そんなシーズンにして欲しいものなり。

どうか来年は、もっともっと面白いシーズンになりますように。

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