携帯電話としての「INFOBAR」。

2003/10/11 03:34 Written by コ○助

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6日に発表されたauのデザイン性に優れた携帯電話端末「INFOBAR」。この折り畳み端末全盛の世の中にあって、再びストレート端末に注目したauに拍手を送りたいなりが、単にストレート端末という点だけでなく、独特のデザイン性がどう一般に評価されるのかという点に興味があるなりよね。

「INFOBAR」を最初に見たとき、きっとauユーザー&携帯マニアの人は2001年に発売された三洋電機製の「C405SA」を思い出した人も多いと思うなり。「C405SA」はやはり折り畳み端末全盛の中にあって「異色の端末」としてデビュー。薄さわずかに9.9mm、重さもわずかに62gと驚異的なサイズが話題となったなり。コ○助もショップで実機に触れてみたことがあるなりが、本当に薄くてビックリしたなりよ。ちょっと力を入れたら板チョコのようにパリッと割れてしまいそうな、そんな薄さだったなり。それだけ小さいにも関わらず、機能的にはほぼ当時の最新機種と同一という高性能。ただ、高性能だったなりが、ただ一点、問題点があったなりね。それはモノクロ液晶だったということ。

カラー液晶が登場して以降、しばらくの間モノクロ液晶の機種とカラー液晶の機種が市場に併存している状態が続いていたなりが、モノクロ液晶の機種の売行きはガクンと落ち込んで行ったなりよね。「カラーにこだわっているわけではないけど、どちらが良いと言われればカラー」という、当然のユーザー心理によってモノクロ液晶は淘汰されていくことに。ちょうど過渡期だったとはいえ、「C405SA」はモノクロ液晶を採用していたということで、不遇の機種となってしまったように思うなり。

コ○助は思ったなりよ。「INFOBAR」はKDDIが仕掛ける「C405SA」のリベンジマッチなんだな、と。誰もが驚く見た目を持ちながら、売れなかった「C405SA」。この時の怨念の一部が「INFOBAR」へと走らせたように感じているなり。本当にそうなのかどうかは分からないなりが(笑)。

「液晶ディスプレイも問題ない。2インチ6万5536色TFT液晶は、2.2インチが主流の最新折りたたみと比べれば小さいが、半年前のハイエンド端末の液晶だ」
「背面のカメラは31万画素CCD。15段階4倍デジタルズーム付きで、最大VGA(480×640ピクセル)サイズの静止画が撮影できる」
「当然『着うた』に対応し、最新のMS-Based/EZナビウォークには対応しないが、GPS機能も備える」

「INFOBAR」の携帯電話としての性能は、7月に発表されたauのラインナップ機種とほぼ同一のもの。QVGA液晶ではなく、カメラの画素数も低いなりが、そこまでの機能を必要としていない人も多いはず。普通に通話を楽しむ、というレベルから一段上の「携帯を楽しむ」ことは十分可能なはずで、そういう意味でもデザインだけで選んでも後悔することの少ない端末かもしれないなりね。発売が楽しみな端末なり。

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