先日知人から渡された一本の缶。茶色くピカピカ光ったその350ml入りの缶には「ROOT BEER」と書かれていたなり。アメリカから輸入された、コーラのような飲み物なのだとか。

発端は、コ○助と知人の間で「ドクターペッパーは美味い。実に美味い」ということで意気投合したことだったなり。以前からお話しているように、コ○助は大のドクターペッパー好き。いくら人から「あんな薬臭いものよく飲めるね」と言われても、コ○助は全く薬臭いと思わないし、むしろ味わい深くて美味しいとすら思っているなりね。普通のコカ・コーラやペプシコーラに比べても、年間消費量はドクターペッパーの方が多いなり。
ただ、世間的にはそういう人はかなり希有なわけで。コ○助の周囲には残念ながらドクターペッパー好きな人はほぼ皆無で、今回話に登場してきた知人は実に久しぶりに出会った「ドクターペッパー好き」だったなりよ。大したことでは無いなりが、でもそんなところで意気投合できることがちょっと嬉しかったり。

で、その知人が言うなりよ。「ドクターペッパー好きだったら、絶対大丈夫だと思うんだけど」。そう言ってコ○助に渡してくれたのが、冒頭の「ROOT BEER」だったなり。

「ROOT BEER」って、ご存知なりか？コ○助は全くその存在を知らなかったなりよ。「BEER」と名が付いているのでビールの仲間なのかと思ったら、知人曰く「アルコールは全く入っていないはず」。酒、ではなく、コーラの仲間だというなり。そしてその特徴を形容すると「コーラを個性的にしたのがドクターペッパーならば、ドクターペッパーをさらに個性的にしたような感じ」と。

コ○助はワクワクしながら、「ROOT BEER」を持って帰宅。早速コップに「ROOT BEER」を入れて飲んでみることにしたなり。

プシュ。

缶を開けると、シュワーと炭酸が抜ける音。コーラ系の飲料はこの瞬間がドキドキするなりよね。コップに注いで準備万端。たかぶる気持ちを抑えながら、ゆっくりとコップに口を付けたなり。

ゴクリ。

一口飲んだそのとき、コ○助の頭の中に病院の映像が浮かんだなり（笑）。それも接骨院系の病院……。

「ROOT BEER」、コ○助的な味の表現をすると、「湿布を飲んでいる感じ」。これ、やばいなりよ。本当にやばい。湿布食べたこと無いなりが、湿布の味がするなり（笑）。ハッカとかミントではなく、湿布の味。あまりの味にコ○助はもう2口目に進むことができなかったなり……。恐るべし「ROOT BEER」。

そんな体験をしたコ○助なりが、先日真木さんと話をしたときに、「ROOT BEER」のことについて聞いてみたなりよ。すると、驚愕の事実が。コ○助が本当に悶絶してしまった「ROOT BEER」なりが、これを真木さんのダンナさんは大好きなのだとか。そして娘さんも。そのため、真木さんの家には「ROOT BEER」が常備されているというなりよ。そ、そんなにポピュラーな飲み物だったなりか……。湿布の味なのに（笑）。

日米の味覚の差を痛感させられた、敗北感だけが残った飲料だったなり。「ROOT BEER」、二度と飲むことは無いと思うなり（笑）。