任天堂、中国市場向けに新ハードを投入へ。

2003/09/26 03:24 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


中国は海賊版天国。音楽も映画もゲームも、みんな簡単にコピーされて安価で流通しているというイメージが強かったなりが、近年は中国政府の本格的な海賊版対策が功を奏して来たのか、状況はやや改善されてきているという話も聞くなりね。そんな状況もあってか、これまで中国市場への参入を見送ってきたいろいろなコンテンツ企業が、徐々に進出を始めているなり。

任天堂もずっと中国市場への参入をうかがいながらも、著作権への懸念を抱いていたために進出しないでいた企業のひとつ。任天堂に限らず、プレステ2のSCE、Xboxのマイクロソフトも正規に中国では販売をしていないなり。なので、中国国内で売られている海賊版のソフトが動いているのは、日本などから個人輸入されたもの。個人輸入、というか日本から裏ルートで流れているものも相当数あるようなりが。

任天堂が今回発表したのは、日本では未発表の、全くの新ハード。「神遊機」と名付けられたそのハードの価格は498元(約6700円)。対応ソフトは本体に同梱されたメモリーカードに、販売店の店頭で1本48元(約650円)で書き込む方式で販売されるなり。1枚のメモリカードには最大8本程度のソフトが入るのだとか。書き込まれたソフトは、購入した本体でのみ使用することができる(他の本体では使用できない)ので、仮にロムを吸い取られても、同じ本体が無ければ動作しないということなりね。なかなか固そうなプロテクトなり。

しかしこれって、まるでディスクシステムやニンテンドウパワーの書き換えと一緒じゃないなりか。こういった店頭でのソフト書き換えは任天堂の得意とするところなりが、この価格だったら日本で実施しても結構人気出そうな気が……一瞬したなりが、発売されるソフトがファミコンからNINTENDO64までの間に発売されたものの中から移植されるということで、基本的には過去の名作を投入していくことになるようなり。まあ新規参入で手探りの中国市場なので、新たに費用をかけてソフトを開発するのはリスクが高いなりからね。まずは「神遊機」でゲーム市場をしっかりと作りあげ、その後に新しいゲームをどんどん投入していく、という戦略のようなり。

しかし、コ○助はこれ欲しいなりよ。そういえば先日、任天堂が「ビックリするようなものを出す」という趣旨の発表をしていたなりが、もしかしてこの製品だったりして。でも日本市場での販売は無いような情報もチラホラ見られるし……。どうか日本でも発売されますように。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.