ルーシー・リュー、今まさに旬といった感じなりよね。「アリーmyラブ」の弁護士リン役で一躍人気となってからは、もう順風満帆。映画「チャーリーズエンジェル」に抜擢されてその人気を不動のものとし、「シカゴ」への出演や、秋公開予定のクエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル」にも出演するなど、徐々に着実にスターダムを駆け上って来ているなりよね。「バリスティック」でもアントニオ・バンデラスと共演するなど、非常に重要な役どころでの登場となるなり。

「（特別な訓練は）『チャーリーズ・エンジェル』の時より集中的に行いました。3カ月半。特に拳銃の使い方を練習しました」
「アントニオは素晴らしい人です。彼は自分が演じるキャラクターについての鋭敏な感覚をもっていますし、“体全体が衣装”みたいでもあります」
「とにかく、私は彼と一緒に仕事をするのが好きです」
「カオスは、いっちばんくつろいで仕事のできる監督です」

「バリスティック」はタイの新鋭、カオス監督の期待の新作。若干26歳という若さながら、前作「FHA（ファー）」でタイ歴代興行収入No.1を記録し、「爆発マスター」と呼ばれるほど過激な爆発シーンがウリという派手な監督らしいなりよ。極めてハリウッド的な監督だと思われるなりが、果たしてタイで評価されたものが、ハリウッドでもそのまま通用するのかどうか。ルーシー・リューとアントニオ・バンデラスの対決ももちろん、カオス監督の手腕にも注目しておきたいところなり。