阪神戦パブリックビューイングに西武が「待った」。

2003/08/04 09:02 Written by コ○助

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先日お伝えした、埼玉スタジアムでの阪神戦パブリックビューイング。優勝がかかった時期を想定して8月26、27日の阪神−巨人戦をスタジアムの大型スクリーンで見ながら応援しよう!というJTBが立てた企画なりが、このイベントに対して、同日同じ埼玉県の西武ドームで試合が組まれている西武が「待った」をかけてきたなり。

西武はこのイベントの開催中止を要請しているなりが、それがなぜなのかというと。野球協約は各球団のフランチャイズ球場がある地域での活動を厳密に保護しており、他球団がこの「保護地域」で何らかの活動を行う場合には、フランチャイズ球団の承諾を得ないといけないなりね。今回のイベントの場合、フランチャイズ球場(西武ドーム)のある球団(西武)に対し、何の通告もなく他球団(阪神)が「保護地域」内(同じ埼玉県)でイベントを計画していた、という点が問題なわけなり。西武側としては断固NO!と、頑なに開催拒否の姿勢のようで、阪神と西武、それにイベント主催者のJTBの三者の会談の行方次第では中止の可能性も出てきそうだというなり。パブリックビューイング、楽しそうなのに。

ちなみに、阪神の場合。フランチャイズ球場(甲子園)があるのは兵庫県なので、仮に大阪府で何らかのイベントを開きたい場合には、大阪にフランチャイズ球場(大阪ドーム)を持つ近鉄に承諾を得ないといけないなりね。こういった取り決めがあるにも関わらず、西武へちゃんとイベント開催の承諾を得なかった阪神側が悪い(と、言っても球団主催のイベントではなく、JTBの独自興行なので、阪神が悪いとも言い切れないなりが)。ただ、心情的には、これだけ盛り上がってきているわけだし、面白そうなイベントでもあるので西武は折れてくれないかなぁ、と。まあ西武にとってみれば、同日西武ドームで行われるダイエー戦への影響を懸念するのは当然だし、承諾したところでメリットが無い上に野球協約無視という事例を作ってしまうことへの懸念もあるのだろうし。

イベントの行方に注目なり。

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