おおお。今やソニーはPalm陣営で新製品を投入し続ける唯一元気なメーカーとなってしまったわけなりが、今回発表された「PEG-UX50」も、かなり思い切ったデザインとなっているなりよ。きっとこういう発想は、従来のPDAという枠から抜け出ることができない他のPalmメーカーにはできないのだろうなぁ、としみじみ感じるような、いかにもソニーらしい製品となっているなり。

「PEG-UX50」のパッと見は、キーボード付きザウルス「SL-C700」系の製品と同じ感じ。大きさは手の平サイズで、両手打ちするためのキーボードが付いていて、液晶が回転するといったもの。ザウルスのOSがPalm OS 5となって、カメラが搭載されているといった感じなりか。主なスペックを見てみると。
・ソニー独自のCPU「Handheld Engine」を搭載
・無線LANとBluetoothを搭載
・480×320ドット、65,536色表示可能なバックライト付きTFT液晶
・31万画素のCMOSカメラを搭載
・USBポート（パソコンとの連携用）、メモリースティックスロットを搭載

店頭予想価格は7万円前後で、8月9日発売開始予定。CFスロットを搭載していないので通信周りがどうなるのかが気になるところなりが、基本的にはカード型PHS端末などによる通信は想定されていないようで、あくまでも通信は無線LANと、Bluetooth対応の携帯電話などを利用するしか無いようなりよ。製品情報のアクセサリー欄にもアダプタ関連の情報は無かったので、そういうことなのではないかと。ここら辺がちょっと魅力を減退させているような気がするなりが・・・。以前から噂だけは出ているメモリースティック型のPHSが出れば万事解決するのに。

スタンドアローンで使うならかなり魅力的な感じもする「PEG-UX50」。モノとしてはかなり物欲をそそるなりが、実際の使用感としてはどうなりかね。欲しいような、欲しくないような。皆さんはいかがなりか？