誤解を招く「ノンアルコール」表示、公取委が適正化を要望。

2003/07/15 03:27 Written by コジマ

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アルコール分1%未満の「ノンアルコールビール」が流行ってるのだ。ぼくは未経験なんだけど、飲んだことがある人には概ね好評。ちかぢか試してみようかなと思っているのだ。そんな「ノンアルコール」に公正取引委員会から待ったがかかった。

公取委の言い分は「アルコール分が全く含まれていないと消費者が誤解する恐れがあるため」だそう。うーん、たしかに。この要望に先立って春に行われた業界への事情聴取のあと、ほとんどのメーカーで「ノンアルコール」の表示を廃止していく方向を決定しているという。特にビール業界では、既に使用をやめているそう。酒屋などではまだPOPに「人気のノンアルコールビール!」なんて書かれているけど。

なんでこの問題が湧き上がったかというと、「未成年の飲酒を懸念する主婦連合会などが、不当表示に当たるとし公取委に調査を求めていた」ためだそう。でたな、主婦連合会(笑)。現実では「ノンアルコール飲料」でなく、わざわざアルコール飲料を選んで飲んでる未成年が多いと思うけど。だいたい、ビールを飲まないのに「アルコール入ってないんでしょ?」と「ノンアルコールビール」を旨そうに飲む未成年はいないと思うのだ。まあね、言ってることは合ってますよ。

それにしても、asahi.comで「アルコール分1%未満の『ノンアルコール飲料』は、道路交通法が改正され飲酒運転への罰則が強化されたこともあり、ビールのほかワインや清酒などにも広がり売り上げが伸びている」とあるが、「ノンアルコールビール」だとホントに飲酒検問で引っかからないんだろうか。試してみたいような、コワイような…。

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