すでにファン投票の途中経過などからヤンキースの松井秀喜外野手とマリナーズのイチロー外野手の出場は決定していたなりが、監督推薦（メジャー球宴の投手は全て監督推薦で決定）によってマリナーズの長谷川滋利投手も選出。松井、イチローに続く日本人選手で今年選出されると見られていたのはドジャースの野茂英雄投手だったなりが、こう言っちゃ何なりが、意表を突いて長谷川投手が選出されることになったなり。

長谷川投手は、佐々木主浩投手がケガで戦線を離脱しているため、マリナーズの抑え投手として君臨。今季はすでに37試合に登板しているものの、失点を喫したのはわずかに3試合という抜群の安定感で、防御率は驚異的な0.81。かつての「中継ぎエース」の面影はなく、完全なるクローザーとしての輝きを放っているなりね。佐々木投手のようなクローザーとして分かりやすい決め球（フォーク）があるわけでは無いなりが、年齢を重ねるたびに安定度が増していくその制球力を武器に、マリナーズの首脳陣の信頼を勝ち取っていると共に、チームの独走首位を支えているなりね。

中継ぎ投手というポジションや、派手な成績を残さないながらも戦力として7年間重宝されてきた長谷川投手。日本からメジャーに渡った選手の中では比較的「地味」めな印象で、あまりスポーツ紙などでも松井、イチロー、野茂、佐々木といったビッグネームよりも一枚落ちる扱いだったなりが、今年の長谷川投手は本当に凄い。オールスターに出場できるという時点で、それだけメジャーで高く評価されているということなりからね。日本にいる頃から、メジャーへの熱い思いを語っていた長谷川投手なだけに、今年の初出場、本当におめでとうございますなり。オールスターでのピッチング、そして後半戦での登板にぜひともご注目くださいませ。