都内の5ホテルでカード情報読取機を発見。

2003/07/04 03:44 Written by コジマ

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この機械は「無線型スキマー」と呼ばれるものだそうで、クレジットカードをすっと通す「信用情報照会端末機」(CAT)に内蔵させ、読み取った情報を無線で発信するものだそう。従来の「スキマー」は無線で発信できず、回収する手間がかかったが、この機械ならそういったリスクを負わずに、半永久的に情報を受け取ることができるのだ。

さて、情報を受け取って何をするかというと、磁気データから読み取った顧客情報を基にカードを偽造するんだそう。こういった「スキマー」による被害が、東南アジアを中心に広がっているらしい。

今回発見されたのは、都内にあるホテルのレストラン5店舗。閉店後に忍び込んで仕掛けるらしいが、やってることがルパンのようだ。一時期話題になったパチンコの裏ロムも閉店後に忍び込んで設置していたそうだから、もしかしたら中国系マフィアなどの犯行かもしれない。

とにかく、こうした被害は利用者のほうでは防げない(カードを使わないようにするしかない)ため、店舗やカード会社の積極的で定期的なCAT点検が望まれるのだ。便利になると、それに乗じて「スキマ」的犯罪も増える。困ったものなのだ。

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