「ライバルはカメラ付きケータイ」サイバーショットUが目指すもの。

2003/07/24 03:20 Written by コ○助

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今年中には200万画素クラスのCCDを搭載した端末が出ると噂される携帯電話。もうここまで来ると本当にデジカメとの境目がなくなって来るなりが、カメラ付き携帯電話はデジカメには無い大画面の液晶に通信機能という武器を兼ね備えているだけに、純然たるデジカメは今後さらに特徴を打ち出していかないと、生き残るのも難しくなっていくなりよね。「サイバーショットU」も出始めの頃は「小さくて持ち運びに便利」「サッと撮れる機動力」がウリとなって爆発的な人気を呼んだなりが、そのどちらの特徴も昨今の携帯電話は兼ね備えつつあるだけに、今後「サイバーショットU」がどのような進化を見せ、単体のデジカメであることのメリットを打ち出していけるかが勝負となりそうなり。

この記事では、「サイバーショットU」誕生から現在に至るまで方向性の説明や、今後の展開の仕方を開発担当者が語っているなりね。なかなか興味深いので覗いてみると。
「3年前に発表した超小型デジカメ試作機が、サイバーショットUの原点」
「バッテリーに関しては、どこでも気軽に入手できて家で簡単に充電できる単4形充電池を使用することにこだわった」
「高画素化への要望はユーザーアンケートでも上位にくる項目だが、サイバーショットUの開発にあたって(高画素化の)優先順位はかなり低い」
「今後サイバーショットUが目指すのは、カメラとしての“質感”や“使いやすさ”。『基本は電話』の携帯電話とは生い立ちが違うことを明確にしていきたい」

いったい「デジカメらしさ」って何なりかね。最近よく考えるなりが、カメラ機能が様々なものに搭載され、それらが高性能化していったときに、デジカメが単体のデジカメであるメリットって何なのだろう、と。もちろん高画素で綺麗な写真を、細かい設定で撮影したいという場合には単体のデジカメの方に分があるとは思うなりが、スナップ写真程度だったら、どう差異化できるのだろう、と。「サイバーショットU」は明確にこの差異化の部分を推し進めていくようなので、その答えが製品として現れることになるかもしれないなりね。

コ○助は「サイバーショットU-20」のユーザーなので、当然このシリーズの進化には興味があるし、期待もしているなりよ。製品サイクルが早く、常に新機能が搭載されていくカメラ付き携帯に負けない、魅力的な新しい「サイバーショットU」が生まれてきますように。

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