春のグランプリレース、宝塚記念。数々の名馬がこのレースを勝ち、語り継がれて来たなりが、どうやら今年の宝塚記念はレースそのものよりも馬券の話題の方が大きいようなり。

宝塚記念を勝ったのは、昨年の菊花賞馬にして、今年の天皇賞・春を快勝したヒシミラクル。G1を2勝している強い馬には違いないなりが、宝塚記念のやや短い距離的な不安が嫌気をさされたのか、それまでの穴的な勝ち方が嫌われたのか、出走前のオッズでは単勝6番人気。16.3倍というオッズがついていたなり。

大量の馬券購入が発覚したのは前売り発売が行われていた28日のこと。東京・新橋のウインズ（注：場外馬券場）の高額払い戻し窓口に中年の男性が現れ、5月に行われた安田記念の的中馬券を換金。その額1222万円と、それだけでも驚きなりが、支払われるお金には手を付けずに、そのまま全額をヒシミラクルに突っ込んだというなりよ。サンケイスポーツ紙はこの事実をキャッチ、29日付けの紙面で「果たして、1220万円余りがさらに大きく転がるのか、それとも夢と消えるのか−。結果は29日午後3時40分過ぎに明らかになる」と結んでいたなりが、出た結果は見事な的中。1220万円が16.3倍の約1億9990万円に（笑）。

当たった金を、そのまま全額次に突っ込んで大きくしていく。この転がしのテクニックはギャンブルをやる人なら一度は通る道ではあるなりが、その額、そして一点買いという潔ぎの良さ。いったいどんな確信があって6番人気の馬に1220万円もの大金を・・・。

ネットで流れている噂では、元手はかなり少ない額で、転がして、転がして大きくしたとまことしやかに言われているなりよ。競馬じゃ家は建たない、なんて話はよく聞くなりが、どうやら建つ人もいるみたいなりよ（笑）。恐るべし・・・。

この中年の男性。果たして次も何らかのレースに突っ込むなんてことがあるのかどうか。ここまで騒ぎが大きくなったら、さすがにそれは無いなりか（笑）。2億円馬券買えば、例え2〜3倍の固い馬券でもウハウハ。とか思ってしまうのが、ギャンブルのドツボにハマッてしまう人のパターンなりよね。ほどほどに当たったら引き返す勇気を。2億円当てるような特異な人はともかく、皆さんあまりのめり込みすぎませぬよう、お気を付け下さいませ。（＞ゆうさん、銭形さん、サンキュなり！）