親会社の経営危機に伴って、これまでも球団売却の噂は出ていたダイエーホークスなりが、その都度「絶対に球団は売却しない」との強い姿勢を打ち出していたなりね。しかしながら、親会社の状態は相当深刻な状態でそうも言っていられなくなってしまったようで、福岡残留を前提とした売却を検討し始めたようなり。

ただ、球団経営はお金がかかる上に、儲からない球団がほとんど。バブルの時ならまだしも、この不景気の中、手を挙げる企業が果たしてあるのかどうか。しかも福岡残留が条件となると、九州を地場とする企業になるわけで、そうするとかなり候補がかなり絞り込まれてしまうような。

ダイエーは明確な地元密着戦略が功を奏し、今や九州出身のアマチュア選手が相次いでダイエー入りを表明するなど、非常に充実した戦力を整えているなりよね。ただ、巨人をはじめとする他球団との新人獲得競争の中で、相当な金額の裏金が選手に流れているようなので、表に見えている以上にかなりの大金を投じている様子。現在パ・リーグの首位を快走しているし、充実期を迎えているのは確かなりが、親会社の経営危機とは裏腹に豪華な補強を続けるダイエーの姿勢を疑問視する声も出てているなりよね。親会社の株主たちが納得いかない気持ちも分からなくはないなり。

果たして福岡ダイエーホークスの行く末はいかに。