GWのアウトドアはメイストームに注意。

2003/04/27 15:17 Written by

このエントリーをはてなブックマークに追加


メイストームって知ってますか?僕は初めて聞いたんですけど、どうやら五月に起こる気象現象の事なんだそうで。現象としては春一番と同じようなものなんだそうです。

メイストームは前線を伴った低気圧が日本海で発生し、南より暖かく湿った空気が流れ込む事により起こるんだそうで、メイストームとなった低気圧は急激に台風のように発達して速いスピードで日本列島を襲うという恐ろしい気象現象なんですね。メイストームは移動する速度が速いので、さっきまで快晴だったのに突然の大雨なんて事もあるみたいです。非道い時には風速20メートルを超えることもあるんだそうで、キャンプなんかをしている時にはひとたまりもありませんよね…。

確かにそう言われてみれば、GW中にバーベキューなんかをしていて、急激に雨が降ったりした経験があります。「あれ?天気悪くなるのかな?」なんて思った矢先に豪雨に襲われて、食材を片づけきれずに散々な思いをした事があるのですが、あれもメイストームだったのかもしれません。

メイストームがなくてもGW中のアウトドアは事故や問題が起きやすいんですよね。ウチの近所は河原が多く、GWの遊びスポットとして紹介される事も多いので、連休中はたくさんの人がバーベキューや川遊びに訪れるのですが、よく事故の話は聞きますし、実際に目撃した事も数多くあります。よく見るのがテントや車の屋根に結びつけるひさしのようなシートが飛ばされる事故。初めてテントを設置した人が面倒くさがって地面との固定をしっかりしなかったり、ロープの結び方を知らずに緩く縛っただけの状態だったためにロープがほどけたり。シートが風で飛ばされていくのを、みんなで追いかけてる姿は悲しいものがありますよね(笑)。

他にも、釣りができる川でバーベキューをしていて、酔った勢いで裸足で川に入って釣り針を踏んでしまったりだとか、ゴムボートに乗って遊んでいたら急流部分に流されていってしまったとか、花火をしていて隣のグループのところへ花火が飛んでいったとか、東京が暖かいから薄着で富士五湖にキャンプに行ったら朝方寒くて車で寝たとか。前に消防の人に聞いた話では、普段料理なんてした事がないような学生グループがバーベキューをし、さんざん熱した鉄板の上に油をドボドボと注いで大変な事になった事もあるんだそうです。うぅ、想像しただけで恐ろしいですね…。炎上しながら油が撥ねまくって火傷したりテントが燃えたりしたんでしょうか…。

まぁそんな事故はちょっとした注意と予備知識があれば回避できるわけですから。たいていキャンプやバーベキューをやる時には、グループ内に一人はアウトドアに長けた人がいたりするのですが、その人が自称アウトドア派だとも限りませんので、キャンプやバーベキューをする時には、ネットなどでちょこっと調べてから行くと、快適で楽しいアウトドアイベントを楽しめるのではないかと思います。

ちなみに僕が前にバーベキューをした時に、完璧なバーベキュー用具を持っていったのに、誰も炭の着火剤を買ってなく、どうにか落ちている木を集めたりして着火したら2時間くらいかかってしまい、どう考えても買いに行っていた方が早かったというお間抜けな事故もあったりしますので、ぜひぜひアウトドア情報をチェックしてから参加してくださいね♪

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.