グリーンカードを当ててみよう。

2003/04/15 12:48 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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アメリカのグリーンカード(永住権)が抽選で当たるってご存知でした?

永住権は通常、アメリカ国籍の配偶者と結婚したり、米国で働きその雇用主にスポンサーになってもらって、初めて申請出来るモノなのですが、それ以外にも毎年アメリカ政府は移住希望者を公募して、抽選で55,000名に永住権を配布しているんです。

これはDiversity Lottery (DV) Programと呼ばれている制度で、応募資格は

1)自分の国籍が、米国政府が毎年定める「申請可の国」のものである事

2)「高校卒業、又はそれに該当する最低12年の教育を終了した者」か、「過去五年間に、最低二年以上の労働経験を有する者(この資格には職種に限定あり)」である事

です。最初の資格については、毎年米政府がその年に応募できる国籍保持者のリストを発表します。あいにく今年の分の応募要項はまだ発表になっていないのですが、昨年の公募では

カナダ、中国(香港を除く)、ドミニカ共和国、エルサルバドール、ハイチ、インド、ジャマイカ、メキシコ、パキスタン、フィリピン、韓国、英国(北アイルランドを除く)、ベトナム

以外の国籍保持者が応募可能でした。日本人でも応募できたのですね。

さて、その応募方法ですが、特別な申込用紙も必要ありません。白紙にローマ字で

*氏名(苗字部分にアンダーライン)
*生年月日と出生地(市町村名、都道府県名、国名)
*出身地と国籍が異なる場合は、その国籍
*配偶者、および21歳以下の子供の氏名、生年月日と出生地(出身地と国籍が異なる場合は、その国籍)。子供は既婚者を除き、養子(既に縁組を解消した場合も)を含む。
*現住所
*本人の「母国語」での署名。

と、これだけ記入して

*本人、及び上記に記された家族一人一人の写真(個々の写真の裏に、氏名と生年月日を明記。サイズは横37縦50mmで、パスポート形式の事)

を添付して郵送するだけです。申し込み費用は郵送代だけで特別かかりません。

ただし、注意しなければならないのは、毎年応募期間は秋の一ヶ月だけで、その前又は後に届いた申込用紙はその場で破棄されてしまいます。

アメリカに移住を考えている方。このDVプログラムで自分の運を試してみるのも良いかもしれませんね。

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