高校の教科書に宇多田ヒカルや陰陽師が登場。

2003/04/09 04:58 Written by コジマ

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来春から使用される高校教科書に、宇多田ヒカルさんやKiroro、イチロー選手、陰陽師の安倍晴明、ノーベル賞受賞の田中耕一さんや小柴昌俊さん、国境なき医師団などが登場するそう。

宇多田さんやKiroroは音楽、イチロー選手は英語の教科書に登場する。さすがに松井秀喜選手は間に合わなかったみたいなのだ。また、安倍晴明は古典で取り上げるもよう。

生徒の興味を引きつけようとする意図はわかるけど、安倍晴明はやりすぎのような気がするのだ。そういうことは教師が余談で話したり、イチロー選手の話題も英字新聞をコピーして生徒に配ったりすればいいと思う。最新の記事のほうが生徒ももっと興味を示すのではないだろうか。音楽だって、新しい歌は生徒がそれぞれ聴くだろうから、個人ではあまり聴く機会がない、例えば「荒城の月」などような曲を聴かせるべきではないだろうか。学校の授業というのは決して実践的ではないかもしれないが、生きていくうえでいつか役に立つこともある。そういった人生の「引き出し」を増やす機会を奪ってはいけないのだ。

とはいえ、こういった取っかかりがわかりやすいものだと、興味を持ってさらに深く学ぼうとする生徒も出てくるかも。教育は国の根幹となるもの。教科書の改訂は慎重に行ってもらいたいのだ。

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