米英軍10万人がバグダッドに向け進軍。

2003/03/22 04:07 Written by コジマ

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米陸軍第3歩兵師団、米海兵隊第1遠征軍、英海兵隊など10万人の地上部隊が、数か所のクウェート国境(イラク南部)からイラク領内に入り、首都バグダッドに向けて進攻を開始した。20日に始まった「イラク戦争」だが、これまでの空爆に続いて、地上戦が展開されている。

イギリスで待機していた米軍のB52爆撃機もイラクに向け発進したそうで、攻撃をさらに強めていくようなのだ。イラク軍も抵抗しているようで、ナーリシア(バグダッドから375キロ南東の都市)で砲撃戦を展開して米英の地上部隊を足止めしているが、イラクへの海上ルートの要衝ウンム・カスル(南部の港湾都市)で250人のイラク軍兵士が投降したそうで、今後、降伏する兵士が増えそうだ。

始まってしまった以上、そして戦力差を鑑みるに、イラク兵士へ降伏を促し、人的被害を最小限にとどめてほしいのだ。それにしても、前出のウンム・カスルを制圧した米海兵隊がイラクの国旗を降ろして星条旗を掲げる、というニュースが入ってきているが、いったい何を考えているんだろうか。侵略気分が高まっていることは否めないのだ。月面やエベレストじゃあるまいし。

現在、イラク側が死者4人負傷者5人、米英側が死者12人だそう。ホワイトハウスでふんぞり返って指示している人たちには、自分たちのせいで彼らの人生を変えてしまったことを認識し、深く反省してほしいのだ。

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