マンホールから上半身を出したところに車 清掃員が重体。

2003/03/11 02:41 Written by コジマ

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ドリフのコントでありそうな場面だが、実際に起こるととんでもない事件になってしまうのだ。三重県四日市市の市道で、下水道の掃除をしていた男性がマンホールから上半身を出したところで乗用車にはねられた。男性は意識不明の重体だそう。

どうやら、このマンホールに「工事中」と車線変更を指示する標識版が立てかけられてなかったようで、40メートル離れたところにある別のマンホールの前に立てかけていたそうな。間違えたのか片方に置き忘れたのかわからないが、この工事を請け負っていた会社の責任は重い。轢かれた人はもちろんのこと、なんにも知らないで普通に走っていてはねたドライバーもひどく嫌な気持ちになっているだろう。会社は安全対策が不十分ということで、業務上過失致傷の容疑で取調べを受けているそうだ。

マンホールから出るときに、男性が注意してれば防げたかもしれない。その点が悔やまれる。しかし、「車を運転する」とは「人を殺せる凶器に乗っている」のだ、ということを改めて感じてしまった。今回の事件はドライバーが防ぎようがないが、こういったことは車に乗る以上、決して他人事ではないのだ。そういった自覚を持って運転しなければ。

男性の回復をお祈りします。

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