大和銀行とあさひ銀行が合併して「りそな銀行」、「埼玉りそな銀行」として今日、営業が開始されたのだ。ATMなどのシステム障害は起こってないようで、まずは一安心。

持ち株会社のりそなホールディングスは、地域金融機関の連合体としての「スーパー・リージョナル・バンク」を目差しているそうで、これは東京三菱などの四大メガバンクとは別路線の、地域に根差した展開をしていくというもの。勝田泰久頭取によると「1社に1000億円の融資ではなく、中小企業の1000社に1億円ずつ融資してリスクを分散する」というで、今後はりそな銀行を中心に、埼玉りそなや近畿大阪銀行や奈良銀行を飲み込んで「大阪りそな銀行」「奈良りそな銀行」などの元地銀を傘下にして連携していくもよう。

それにしても「りそな」ってなんだ？ 調べたら「りそなとはラテン語で『共鳴・反響』の意味」なんてある。英語のresonanceの語源だそうな。ふむふむ。しかし、すごいネーミングセンスなのだ。「地域密着型」を掲げる同行にとって、ひらがなでやわらかく親しみやすいイメージをつくろうとする必死さが伝わってくるよ！ でもこんな「反響」もあるようなので、決して油断しないでほしいのだ。そしてあのジブリのキャラクター・・・。このほんわかで素朴なイメージが吉と出るか凶と出るか。