米国民の対イラク軍事行動支持率が66%に。

2003/02/04 00:56 Written by コジマ

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1月20日に行われた前回の調査では57%だったから、9ポイントアップ。一昨年の12月以来の70%台に届きそうだ。あとは国際原子力機関(IAEA)や世界世論のおおまかなコンセンサスを得るだけで、開戦の大義名分がそろう。

昨年の8月でいったん51%まで落ちたのに、やはり米国人は戦争が好きなのだろうか。欧州連合(EU)もドタバタしているみたいだし、もう止められる国はないに等しいだろう。戦争突入は必至なのだ。

「米軍に相当数の犠牲者が出る」と答えた人が65%いたらしい。相当数ってどのくらいだろう。先の湾岸戦争の被害状況は、米軍の死者148人に対しイラク側は民間人を含め15万人とも20万人とも言われている。また、映画『ブラックホーク・ダウン』で描かれていたソマリアへの軍事介入の1作戦での被害は、米軍の死者19人に対してソマリ族民兵は1000人以上だそうで、これはベトナム戦争の死者(米軍5.8万人、ベトナム軍+民間人300万人)と同じ比率だ。この2つは米政府が「失敗」と暗に認めている戦争である。つまり「米軍に相当数の犠牲者が出る」というのならば、イラク側もそれに比例して「相当数」×50〜1300の犠牲者が出るのだ。

ブッシュ大統領にはもうちょっと考え直して欲しいのだ。

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