救急患者からの預かり金、未精算が8700万円。

2003/02/24 16:17 Written by

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夜中にケガをしたりして病院に行った事はありますか?多くの病院では時間外の治療の場合、治療費の精算ができないために、一定の仮払い金を受け取り、後日その差額を返金したり不足分を請求したりしています。

渋谷区にある日本赤十字社医療センターで、そういった仮払い金の内の過払い分が、過去7年間で約8700万円に上っていることがわかったそうです。

同センターは時間外での診察では、保険証を持参した患者からは3000円、持参しない場合は18000円を一律に預かってきたそうで、実際の診療費が預かり金を超えた場合には不足分を請求する一方、患者側が払い過ぎた場合は、返還の通知をしてこなかったんだとか。まぁ仕方ないといえば仕方ない部分もあるのでしょうが。
同センターによると「未精算者の数は1万人近くになるのでは」ということです。

こうした仮払い金。時間外診察だけじゃなく、保険証を忘れた場合にも仮払い金を支払うケースがありますよね。旅先で病院に担ぎ込まれた場合など、わざわざ精算しに行くのも大変なので、過払い分はあきらめてしまう人も多いのではないかと思います。旅行の際は忘れずに持っていきましょう。

ちなみに同センターでは「預かり過ぎの分は早急に返還を進めたい」という事です。心当たりがある人はお問い合わせを。

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