高齢者の女性に身内を装って電話をかけ、現金を無心する詐欺を行った犯人が逮捕されたそうです。捕まった犯人は都内に住む48歳の男。職業は土木建築会社の社長です。

警視庁の調べによると、犯人の男は会社の運転資金のために、76歳の女性に「おふくろ、おれだ。やくざに脅されていて金が必要になった」と電話をかけて800万円を請求し、現金をだまし取ろうとしたとか。電話を受けた女性がホンモノの息子さんに電話をかけ直し、犯行が発覚したんだそうです。

そこまでしないと会社を維持できないという、今の世相を反映する事件ではありますが、お年寄りを騙そうという魂胆は許せないものがありますよね。

確かに僕の祖父母も、孫の声を聞き間違えたりするくらいなので、こういった犯罪はやりやすいのかもしれませんが、弱い立場の人を狙った犯行は厳しく対処すべきです。

「そういえば、しばらく婆ちゃんの声聞いてないなー」と思った方は、注意を促しながらでも、たまには電話してあげたりするのも良いのではないでしょうか。そういったコミュニケーションが、このような事件を防ぐもっとも大切な防御策ですから。