■ パリの現代美術館、アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクター「ザク」を27日まで展示。現代美術館とアニメ。何だか違和感があるなりが、戦後の日本文化を紹介する企画展の中で、昨年発売された12分の1スケール(高さ1,48m、重量30kg)で19万8000円もする「ザク」6体が隊列を組んだ状態で展示されているというなり。この記事にあった最後の一文がちょいと面白かったので紹介を。「来場者は『大人になってもおもちゃで遊ぶのか』と、ザクより日本人の方を恐ろしがっていたとか」。むぅ、変な誤解を(笑)。この現代美術館はカルティエ財団が運営するもので、普段から現代アートの斬新な企画展を開催することで有名なところらしく、今回の展示を企画した村上隆氏は公式サイトのプロフィールによれば「日本アニメをベースに敷いたポップな作風で有名」な人で、「その裏には日本画の持つフラット感、オタクの文脈とリンクした緻密さ、またヒエラルキーに裏付けられた西洋至上主義に対する決別 、といった現代日本固有のキーワードが隠されている」のだとか。なるほど、そういう人なら「ガンダム」を展示作品として持ってきた意味も分からなくはないなりか。まあ予期せず19万8000円のオモチャを見せられたフランス人の困惑も分からなくはないなりが(笑)。現代美術って、分からないなり。www.asahi.com/international/update/1013/001.html
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