“クリスマスの女王”ことマライア・キャリーの代表曲「恋人たちのクリスマス」(原題:All I Want For Christmas Is You)が、約1年ぶりに全米シングル・チャート1位(12月13付け)に返り咲き、歴代最長記録となる通算19週目の首位を獲得した。

同曲は1994年から発売25年後の2019年12月に、自身通算19曲目の首位に輝き、以降、今年まで7シーズン連続で同チャート1位を獲得。日本でも人気が高く、今年7年ぶりに敢行された来日ツアーの各公演最後に必ずパフォーマンスされた大ヒット曲だ。

マライアはデビュー以降、「エモーションズ」「オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー」「ヒーロー」「恋人たちのクリスマス」などを始めソロアーティストとしては史上最多の19曲(うち18曲は自作曲)の全米No.1ヒットを連発。1990年代、2000年代、2010年代、2020年代の4つの年代で全米シングル・チャート1位に輝くという史上初の快挙を達成している。類まれな歌唱力と幅広い音域を生かしたボーカルアレンジ、多作に及ぶ作詞作曲のスキル、プロデュースの才能を持つマライアは、まさに現代のポップミュージック界において、多くの後出アーティストたちのロールモデルであり、国内外でのその影響力は計り知れない。