SBIホールディングスの北尾吉孝会長が4月17日に会見を行い、マスメディアの偏った報道や既得権益の主張通りの報道に対して「一般の視聴者はもう『Fed up with(ウンザリ)』なんです」と語った。

フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングスの大株主で、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが、フジメディアHDの12人の取締役候補の1人として推薦したSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長が会見を行い、フジテレビの改革に向けた事業構想として、メディア、IT、金融の融合戦略について説明した。
北尾会長は会見の中で、トランプ米大統領の選挙や兵庫県知事の選挙で、SNSや動画サイトが新聞やテレビといったメディアよりも重視されており、「インターネットメディアは手軽に見聞きできる情報源として欠かせない、情報の量が多い、情報に役に立つ」とコメント。
信頼性についてはまだ新聞・テレビの後塵を拝する状況だが、今後AIなどのテクノロジーで向上が見込まれるとし、「もうね、Xはやっとるんです。イーロン(・マスク)はやってる。Grok利用して。ファクトチェックやって」と話し、一方で「マスメディアに対する信頼度は低下傾向」「何故かというと、偏った報道や既得権益の主張通りの報道、こういうものに対して一般の視聴者はもう『Fed up with(ウンザリ)』なんです」と語った。