女優のレイチェル・ゼグラー(23歳)は、新作映画「白雪姫」出演に関する世間からの反発をポジティブに受け止めているという。

1937年のアニメ映画「白雪姫」の実写版となる同新作は、3月20日に日本公開予定。タイトルロールを務めるレイチェルがコロンビア系であることから、一部の人々が抗議する事態となっていた。
その後、レイチェルはオリジナル作の、白雪姫をストーキングする王子を「時代遅れ」と呼び脚本の見直しを示唆。さらなる論争を巻き起こした一方で、熱狂的なファンがいる作品への参加を光栄と感じているそうだ。
メキシコ版ヴォーグ誌にレイチェルはこう語る。
「この映画に対する人々の感情を私は情熱と解釈している」
「人々が熱狂的になる何かに参加できることは本当に光栄なこと」
「私たちが周りの人たちの意見と常に一致するとは限らない。できるのはベストを尽くすことだけ」
母方がコロンビア系の血筋を持つレイチェルはこう続けた。
「コミュニティが一枚岩に見られたくないことに端を発している会話であることは理解している。けど、ラテン系であることやこの業界で働くことの現実とは、つまり私たちがディアスポラ全体の代表でいようとしているということ」
「私は自分がいる場所を心得ているし、それを自分の物語で表現している。毎日それを胸に抱いている」
「私の一部じゃないなんて誰にも言わせない」
同新作については、ウォルト・ディズニーと共にオリジナル作の製作に携わったデヴィッド・ハンドの息子で、自身も1990年代にディズニーのデザイナーとして働いたデヴィッド・ハンド(※同姓同名)が非難、「ストーリーや登場人物の思考回路を変えている」としてオリジナル作に対する侮辱と反発していた。