エリザベス女王が死去、新首相任命が最後の公務に

2022/09/09 05:04 Written by Narinari.com編集部

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イギリスのエリザベス女王が亡くなった。96歳だった。9月8日、静養先のバルモラル城で安らかに息を引き取ったことを、バッキンガム宮殿が発表した。これを受け、チャールズ皇太子が国王に即位することになる。

英国王室は次のように発表している。

「エリザベス女王が今日の午後、バルモラル城で安らかに息を引き取りました」
「国王と王妃は今晩、引き続きバルモラル城に滞在し、明日ロンドンに戻る予定です」

同日午前、「医師の管理下」に入ったと発表されたことでその容態が心配されていた。その後、チャールズ皇太子、アンドルー王子、エドワード王子、アン王女ら女王の子供たちや、ウィリアム王子夫妻、ヘンリー王子、カミラ夫人、ウェセックス伯爵夫人ソフィー妃なども現地に向かっていることが判明、状況の深刻さが増すかたちとなっていた。

昨年4月に夫フィリップ殿下を亡くした女王は同年10月、未公表の症状が原因で入院、さらに腰を痛め、医師から休養を指示され、数か月間はオンラインミーティングなどのみで公務を行った。

その後、杖を持って公務に復帰するも、今年2月には新型コロナウイルスに感染。「軽い、風邪のような症状」と言われていたが、オンラインでのミーティングの数々をキャンセルしたことで、その容態が懸念された。しかし、6月のプラチナム・ジュビリーの祝賀イベント中には、バッキンガム宮殿のバルコニーに2度姿を現し、国民を喜ばせていた。

女王の最後の公務は9月6日のリズ・トラス新首相の任命となった。

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