プロスケーター・安藤美姫(34歳)が、6月1日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。“育児で得たスキル”について語った。
番組はこの日、社会システムの再構築を目指す男女共同参画会議で「女性版骨太の方針」の原案をまとめた話題をピックアップ。その方針の中で「女性の経済的自立」の重要性が指摘されていたことから、“経済的自立”をすることが、女性の社会進出を促進し、少子化解消を実現するのか?について考えた。
安藤は「このニュースに対するSNSの声で『女性がもっと仕事をして、さらに子育てをするのは無理』という意見があったけど、会社や周りがサポートする環境が整えば、実現できると思っている。私の場合は一般の働く女性と比べてちょっと特殊な例ではあるが、家族のサポートがあるから仕事と子育てを両立できている。実現するために難しいことはたくさんあると思うけど、リモートワークを活用するなど、小さいところから変えていけば、“女性の経済的自立”と“少子化解消”を両方実現できるのではないか」と自身の意見を述べた。
また、育児休業について話が及ぶと、国の男女共同参画会議委員である佐々木かをりさんは「そもそも『育児“休業”』という名前が後ろめたい気持ちになる。私は育児を通して時間管理や危機管理などのスキルが上がり、多様な考え方も身につけられた良い時間になった。男女に関わらず『育児休業』を通じてダイバーシティな人材になって帰ってくるので、会社にいないから『育児“休業”』とするのではなく、何か別のポジティブな名前ができると良い」と提案。
安藤も「私も子どもを出産して視野が広がった。私の場合は、氷の上での表現が『すごく柔らかくなった』『またバージョンアップして帰ってきたね』といろんな人から言われたり、育児を通して新しい人間関係が生まれたりした。対企業においても、良い影響があるのではないか」とコメントしました。