迫力すごい“歴代86 3車種のドリフト×最高難度ドローン”CM

2022/04/15 04:02 Written by Narinari.com編集部

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TOYOTA GAZOO Racingは4月15日から、GR86のテレビCM「THE FR」の放映を開始する。歴代86 3車種によるランデブードリフトと、最高難度のドローン撮影による“操る”のコラボによって実現した、迫力満点の映像だ。

2021年10月に発売したGR86は、SUBARUとの共同開発により誕生。SUBARU BRZとクルマのベースを共有しながらも、「ドライバーの意のままに操れる“手の内感”」「限界域でのリニアな応答、FRらしいキビキビした走り」といった「GRらしい走りの味」を持たせることに注力。86は、これまで愛されてきた歴代86の伝統を継承しつつ「更なる高い次元でのダイレクトで気持ちのいい走り」を持つGR86へと生まれ変わった。    

今回のCMでは、GR86が持つ「FRのワクドキ」と「86らしさ」を表現するべく、AE86、TOYOTA 86、GR86の歴代86 3車種によるランデブードリフトを、ドローンで極限まで接近して撮影。GR86開発ドライバーである佐々木雅弘選手率いるプロドライバー陣による「FR操舵技術」と、最高難度の「ドローン操作」の組み合わせにより、高速旋回映像やドライバー視点がシームレスに連続するドライビング映像を実現した。

☆CM実現までの流れ

TOYOTA86の復活から9年、新しく「GR86」として生まれ変わるにあたり、どうすれば既存の86ファンの期待に応え、 そして新しい86ファンを増やせるか、議論は2年前から続いていた。

86が産んだカルチャー、その走りの味、スバルとのストーリー、色々な切り口の検討をしつつも、決め手は世界一の86ファンであるモリゾウこと社長の豊田章男の思いだった。「86はトヨタのFR (フロントエンジン・リアドライブ)の象徴である」。この一言でチームの方向性は一気に決まり、FRの走りを最も美しく強く表現する方法を検討し始めた。

今回のテーマは、「FRの血」。AE86、TOYOTA86、GR86 歴代3台の86のFRらしいドリフトを描き、さらにそれをドローンで撮影するというという前代未聞の企画だ。企画が決定してからは、GR86の開発ドライバーである佐々木選手と二人三脚での制作がスタート。3台のクルマのチューニングやドローンの動きとドリフトテクニックの1cm単位での調整。国内最高峰の技と技の融合には3か月以上のリハーサルを要した。

何度もクルマにドローンがぶつかったり、佐々木選手の全開ドリフトにAE86のスピードが追いつかないなど、完成まで 困難を極めた。しかし、富士スピードウェイを3日間深夜まで貸し切った本番では、最後の最後まで時間をかけ、なんとか全てのシーンを撮り切ることに成功。朝から晩まで何時間もドリフト撮影を行ったが、佐々木選手の声掛けにより参加した松井選手、高橋選手も含めた3人のドライバーは旧知の仲で、息も運転もぴったり。終わった後の撮影チームは、まるで長い耐久レースを終えたかのような感覚に包まれたという。



☆佐々木雅弘選手のコメント

かなり挑戦的な撮影でした。話を聞いた時はワクワクしましたが、難易度は非常に高かったです。美しいドリフトをきめるためには、ライン取り、スピード、車間や角度、全てを正確にコントロールした上で、3台(AE86、トヨタ86、GR86)の呼吸を合わせなければなりません。回数を重ねる中で、その都度細かい修正を体に刻んでいきました。さらに今回は、ドローンとも、息ぴったりにならないと良い映像が撮れません。普段はクルマの動き、タイヤの動き、滑り方などを体で感じ取ってクルマをコントロールしているのですが、その中にドローンの動き・位置で自分がどういう風に映ってるかまでをコントロールしながら、後ろのクルマや前のクルマ、距離感と、やることが多く、チャレンジングな撮影でした。 

また、FRの良さは大きなアクションです。誰もが見て派手な走りができ、カウンターステア、ドリフト走行ができる唯一のクルマ。僕もFRが大好きですし、運転した時の一体感、コントロール性の良さ、それがすごく魅力だと思います。このGR86もしっかり運動性能良く、魅力的なクルマに作ってきました。サイドブレーキだったりクラッチだったり、なくてもいいものをわざわざつけて本当に「運転する楽しさ」をクルマ好き、運転好きの僕らに残してくれた。ぜひこのクルマを手にとって運転してみて、たくさん遊んで欲しいなと思います。

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