マイケル・J・フォックス、2度目の俳優引退へ

2020/11/20 00:20 Written by Narinari.com編集部

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マイケル・J・フォックス(59歳)が、2度目となる俳優引退を考えているという。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でお馴染みのマイケルは、持病であるパーキンソン病を理由に2000年に一度引退していたが、自身の健康状況を考慮して、今では俳優業に2度目の別れを告げる心の準備が出来ているそうだ。

マイケルは、新刊「ノー・タイム・ライク・ザ・フューチャー」の中で、こう説明する。

「言葉を飲み込み、一語一語繰り返す能力の低下の発生は、池に起きた最新のさざ波といえる」
「僕の記憶力低下には様々な原因があると思う。年齢、この病気がもたらす認識力の問題、パーキンソン病による絶え間ない刺激で気が散ること、もしくは背骨のおかげで感覚がないこととかね。でも僕はこれをメッセージと捉えている。指標だ」
「何事にも潮時というものがある。1日12時間働いて、7ページ分のセリフを覚えるという時代は、僕にとって過去のものとなっている」
「少なくとも、今のところはね」

また、引退しても構わないというマイケルだが、将来状況が変わる可能性もあるとして「自分自身、プロデューサー、監督、編集者、そして窮地に立たされている可哀そうな脚本担当者、さらにもう少しスピードを上げたいであろう俳優達のためにも、僕は2度目の引退生活に入る」「それは変わるかもしれない。全て物事は変化するものだから。でも、これが僕の俳優としてのキャリアの最後となるのなら、それもしょうがない」と続けている。

1991年に28歳でパーキンソン病の診断を受けたマイケルは最近、その症状が演技にもたらす影響について明かしていた。

「短期の記憶がだめになってきた」
「僕はいつもセリフや何かを覚えるのをとても得意としていた。でも、最後にした2つの仕事は、非常に多くを語る役だったんだ。両方で苦戦したよ」

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