新種の昆虫化石、学名は俳優・香川照之から

2018/12/05 01:36 Written by Narinari.com編集部

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2006年、岩手県久慈市で8600万年前の地層から掘り出された琥珀(こはく)の中にいた昆虫化石。日本で唯一のカマキリの化石とと考えられていたが、新属新種の昆虫であることが判明した。

箕面公園昆虫館の中峰空(ひろし)館長らの詳細な研究の結果、この昆虫は捕獲脚を持つアミメカゲロウ目トガマムシ科(新称)の新属新種であることがわかったという。アミメカゲロウ目トガマムシ科の現生種はサハラ砂漠以南のアフリカ大陸に13種が分布しているだけの小さな分類群で、久慈産琥珀からの発見は日本のみならず東アジア初の記録とのこと。

中峰館長はこの新種の昆虫化石の和名を「クジコハクトガマムシ」と名付け、学名については歌舞伎役者で俳優、そして昆虫好きとして知られる香川照之に昆虫の認知度向上に貢献したことへの感謝の意を込めて献名。「Kujiberotha teruyukii(クジベローサ テルユキイ)」と命名・記載したと箕面公園昆虫館が伝えている。

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