ココリコ田中「20万あるため池の水、全部抜きたい」

2018/03/12 20:54 Written by Narinari.com編集部

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一般社団法人デジタルメディア協会は3月12日、優秀なデジタルコンテンツの制作者を表彰する「デジタルコンテンツ・オブ・ジ・イヤー '17 第23回AMDアワード」の授賞式を開催。テレビ東京の人気番組「池の水ぜんぶ抜く大作戦」が審査員特別賞を受賞し、同番組で司会を務めるココリコ・田中直樹が登場した。

「池の水ぜんぶ抜く大作戦」は、2017年1月から不定期に放送してきた番組で、その名の通り、ただ池の水を抜いて様々なものを発見しようという番組。地域の人々も巻き込みながら外来魚の駆除や環境保全につながる内容が好評で、自治体などからの問い合わせが多数寄せられているという。この4月からは月1回のレギュラー化が決定した。

番組にはつなぎ姿で出演しているが、この日の田中はスーツ姿で登場。神妙な面持ちで「最初に番組の話をもらったときには、紙1枚の企画書で『池の水を抜くだけの2時間番組です』と言われて(驚いた)」と当時を振り返り会場を笑わせた。そして「(水を)抜いてみないと何が出てくるかわからない。現場にいる出演者、スタッフ、地元の人が一緒にその体験をするというライブ感」が番組の魅力と語る。

この番組ではたびたび外来魚の大量捕獲や希少在来種の保護に成功しているが、この点について、田中は「外来魚は自分からやってきているのではなく、誰かが連れてきているもの。外来魚に悪意はない。これをどう受け止めていくか、どう視聴者に伝えていくかがこれから番組のテーマでは」と語り、さらに「全国には20万のため池があると聞く。これから全部抜いていきたい」と意欲を示した。

また、番組にもたびたび登場する番組プロデューサーの“伊藤P”こと伊藤隆行氏は、「最初はただ面白がって水を抜いてみたのだが、そこには“想定外”しかなかった。見たことのない世界がそこにはあった。池には呼んでないのに2000人くらいの人が集まり、多くの方に支えてもらっている。これからのテレビは作り物だけではなく“想定外”を武器に思い切って制作していければ」と語った。

ちなみに、この日のアワードで司会を務めたTBSの山形純菜アナウンサーからは「他局ですが、この番組大好きです。これからどんどん池の水抜いてくださいね」と声をかけられる場面も。これに田中は「ぜひコラボできれば」と応えていた。

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